豊岡市立歴史博物館から来客だ!

9月10日に、兵庫県豊岡市にある豊岡市立歴史博物館の職員たちが、研修で来館してくれた。

お昼前に到着。古墳見学の後は、事前に注文してもらった古墳懐石弁当!


堪能してもらったぞ。

さらに午後からは、埴輪ストラップづくりの体験。


豊岡市立歴史博物館は、側近が今年1月に姫路市のイオンでやっていた兵庫県博物館協会のイベントに見学に行って知り合いになって…今回、その縁で来てくれたのだ。

その時は、コンペイトウストラップのワークショップをしていたのだが、その他にもいろんなワークショップをしているそうで、埴輪ストラップづくりも、側近が詳しく説明するまでもなく、説明書を見ながらサクサク~と。


なら!ということで、鶏形埴輪ストラップの作り方の説明書を見せて、2個目は鶏形を作ってくれた。どれもすばらしい!!


豊岡市立歴史博物館には、電気釜があるようで、実際に粘土を使った埴輪作りをしているそうだ。本格的な埴輪ができるが、粘土を使うと乾燥が必要なので引き渡しが後日になる。だが、樹脂粘土なら当日に渡すことができる。

いろんなやり方でワークショップをすれば、いろんな来館者にも対応できる。 今回の樹脂粘土を使った埴輪ストラップ作りも今後登場するかもな! 楽しみにしているぞ~

 


 
豊岡市立歴史博物館
https://www3.city.toyooka.lg.jp/kokubunjikan/index.html

〒669-5305 兵庫県豊岡市日高町祢布808
TEL 0796-42-6111 FAX 0796-42-6112
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日 毎週水曜日(祝日の場合は開館し、翌日が休館)
年末年始(12月28日~1月4日)
  

大阪YMCA 学院 日本語学科の生徒たちとオンラインで!

やぁ!ハニワこうていだ。
 

 
8月に開催しまくったオンライン企画だが、今回は大阪YMCA 学院の日本語学科の生徒たちと行った。大阪YMCA学院は今年2月に、学習館に来館して、古墳見学と埴輪ストラップ作りを体験してくれたのだ。

その時の様子…こちら

そして、夏前にコロナ禍もあり「今回は、2月と別の生徒たちですが、古墳見学とワークショップをオンラインで出来せんか?」と先生から提案があったのだ。「ちょうど8月にオンライン体験をいろいろするので是非!」という事で側近が快諾!ということで、先日9月9日に開催。
 
ワークショップの内容はハニワ貯金箱作り。材料は事前に送付して準備万全。
まずは最初に挨拶してから、古墳や埴輪について説明するため展示室を案内。日本語学科なので、側近も日本語で大丈夫だ!
 

  
それからワークショップ開始。作り方を説明してから、貯金箱作りスタート!貯金箱作りは、結構時間がかかるので、古墳案内は、ワークショップの間に聞いてもらう感じで。
  

  
どうなるかな?と不安もあったが、みんな楽しんで、また真剣に作ってくれたようで、 キャラクターやら、ドラゴンみたいな力作やら、いいね!の手を形をしたものまで… この学校は芸術学科?と思うくらいの独創的ないろんなハニワが誕生!
 

 
午前と午後に分けて、合計60名ほどが体験してくれた。中には台湾からの参加者も。とうとう海を越えての参加者が!また60名の参加は、コロナに関係なく学習館ではスペース的にできない人数。
オンラインだからこその可能性を改めて感じたぞ。
 

 
とにかく参加してくれたみんな、先生たちありがとう~

京都府立大学へ。考古学実習の授業で行ってきたぞ!

9月4日に側近の学習館館長と 京都府立大学へ 行ってきた!文学部歴史学科の考古学実習の集中講義で「考古学の活用」をテーマに、ハニワ帝国の世界征服について説明してほしいということだったのだ。ま~話をするのは館長で、建て前的には「しおんじやま古墳学習館の活動」についての話だけどな。

ちなみに歴史学科は、京都府立歴彩館の中にある。歴彩館と言えば、昨年ICOM(国際博物館会議)の関連イベントで参加した「みゅぜコット」の開催場所。さらに9月4日は、そのみゅぜコットをしてちょうど1年!これはすごい偶然だ!!

2019年9月4・5日開催「みゅぜコットの様子」

授業では、まず菱田先生からこれまで京都府大の学生たちが行ってきた普及活動について説明。2014年くらいから京都府京丹後市や兵庫県神河町で発掘や資料調査と共に活用についても活動しているそうだ。すばらしい!

それらの詳細については、下のリンク先から報告書を見てくれ。
 京都府立大学文学部歴史学科フィールド調査集報
 http://kpu-his.jp/report/field#f9

ということで、先生の話の後は、兵庫県神河町の福本遺跡で毎年行われている「福本遺跡まつり」に参加した様子を学生から報告。

まつり自体は2006年くらいから行われている地元のまつりで、学生たちは2016年から参加しているそうだ。史跡を深く知ってもらうために、展示ブースを作ったり、石斧で木を切る体験、瓦作り、古代人衣装体験などなど。それぞれの年の学生が試行錯誤して参加している。

そして、その中で昨年の遺跡まつりで提供したのが「3Dプリンタで作った瓦バッチづくり」その説明を、参加した4回生が参加していない下級生に報告してくれた。

写真では分かりにくいが、調査で出土した瓦を元に3Dモデルを作って、型を3Dプリンタで作成。それにお湯で柔らかくなる樹脂を入れて、瓦のレプリカを作り、バッチにするというもの。

3Dモデルの精度など課題もまだまだあるようだが、当日は大人気!これ以外にも輪投げなどいろいろブースも作って、子どもたちもたくさん参加して大盛況!!学生たちも手ごたえを感じたそうだ。

その前年は、他のブースに人気を奪われていたそうなので、リベンジ成功!すばらしい報告であった。
 

そんな話の後に、側近からしおんじやま古墳の話をした。さっきと比べて、写真が少し地味?ということで、余も学生と一緒に話を聞いてみた!

ということで、側近の話がスタート。1時間半の講義時間に15年の活動を絞り込んで?少し詰め込みすぎ?の話。これまで行ってきた活動の話はもちろん、学習館を運営しているNPO法人楽古の設立の話、余の誕生秘話!?まで。

最後は「活動を作っていく時に考えてほしい事」の話へ。でもテクニックではなく、活動の基礎になる文化財に関わる人の「様々な視点の理解」の話。将来学生たちが、文化財に関わる仕事についた時に、ちょっとでも役に立てばうれしいな。

いつもは、こんな感じの講義で話は終わるのだが、今回は実習なので、少し学生たちにも動いて・頭で考えてもらおう~ということで、+αの時間。

コロナ禍で、いろんな博物館が「おうちミュージアム」などと題して、いろんなWebコンテンツを提供しているが、その中に「ぬりえ」が結構ある。しおんじやま古墳ももちろん?提供していた。

詳しくは…
https://racco-taiken.com/sionji/archives/news/sionjikikaku1

それらを調べて、「面白い!と思った博物館のぬり絵の紹介」と、「自分が考古資料を使ってつくるなら、こんなぬり絵にする!」というのを学生たちに考えてもらった。

事前に、この授業の担当の諫早先生に課題を伝えていたので、いろいろ調べて持ち寄ってくれた。そして、選んだポイントを3回生の学生から発表。

遺物のぬり絵、それを使っている風景のイラストぬり絵、大人向けのイラストやペーパークラフトにもなるぬり絵など、いろいろ。みんな興味を持つ視点が違うので、いろんなぬり絵が集まった。

そして、自分たちが作るなら…「色をぬり分けることで、資料の理解つながるぬり絵」「埴輪のぬり絵をして、ぬった後にどんどん古墳にのせていって、古墳が完成していく」など、いろんなアイデアが飛び出してきた。

ただ、最後に側近が言っていたのは、どれも正解で不正解かもしれない。今回の課題は実は不親切で「誰に対してのぬり絵か?」というのを設定していない。つまり、いろんなアイデアはいいけど、そのぬり絵をどこで使うのか?誰が使うぬり絵なのか?を考えた時に、ホントの正解が見えてくる。

しおんじやま古墳のぬり絵は、古墳を回るクイズラリーで作ったものや、歴史体験ワークショップができない小さい子が使ったりするもの。具体的に使う場所が決まっているぬり絵なのだ。
なので、学生たちが考えたぬり絵も、「遺跡まつりで子ども向けに使うなら…」「大人向けの解説に付けるぬり絵なら…」と考えると、もっと具体的にイメージしやすいかもしれない…です。
そんな風に側近がまとめて、+αの実習、この日の授業がすべて終了した。

余とはしづか君(写真の背景は今回の授業とは関係なし)

授業後に先生から学生たちのアンケートが送られてきたが、それらを見ると「一般の人を意識すること」「興味のない人を引き付けること」など考古資料の向こうにある「人」を考えることについて知ることができました!という意見が多くて、側近と共に余もうれしくなったぞ。

それとこの日は余に加えて、はしづか君も一緒に行っていた。学生たちは余よりも「はしづか君カワイイ~」とか…
ま~それはともかく、やはりキャラは反応や食いつきも良い。側近曰く「やっぱりキャラ最強!ハニワこうてい様万歳!」と感謝していたぞ。

とにかく、学生たちも先生たちも、よろんでくれていたようで、よかったよかった!是非、しおんじやま古墳にも遊びに来てくれ。よろしくな~

「大阪の古墳ミュージアムの魅力を知ろう オンライン見学会」無事開催したぞ!!

やぁ!ハニワこうていだ。

 

8月30日に、開館15周年&学び場100回記念のオンライン見学会を開催した。
 

 
8月上旬からPR開始をして、当初から申し込みが多かったが、結果的に定員を超えて、全国から104名の者が参加してくれた。どうもありがとう~!

 

 
アンケート結果は最後に報告するとして、内容は…

タイトル通り、大阪にある古墳をテーマにした博物館、堺市博物館、当館、高槻市立今城塚古代歴史館、大阪府立近つ飛鳥博物館のそれぞれのミュージアムをオンラインで見学するというもの。

各館20分の持ち時間で、それぞれの学芸員がポイントを絞って案内した。
2時間弱で、この4つの館を見ることができるのは、リアルでは絶対無理!なんてお得な企画だ~

ということで、最初は堺市博物館から。
事前の打ち合わせで「サプライズを用意してますので~」と学芸員の橘くんが言っていたが…
  

 
おおっ!いきなり、巫女の姿で登場!
そして、博物館の前から案内がスタート。
 

  
館の周辺についての案内をしてから、館内に入ろうとすると…電波が弱くなって画面固まる!

でも大丈夫。これは想定通りだ。建物の中は電波が弱くなることは分かっていたので、ここから事前に撮影した動画にさっと切り替えて、それにリアルタイムで案内をして見学続行~
 

 
展示室に入ってすぐにある古墳時代コーナーを案内。いろんな埴輪や遺物がたくさん。それらを解説してもらって無事終了となった。
  

  
その後は、しおんじやま古墳。この夏に何回もオンライン企画で案内したが、8月はこれが最後。側近の館長も慣れたもの!?
 


すると、油断したのか?(関係ないけど)これまで調子のよかったポケットWi-Fiの電波状況が不安定になって、カクカク!
 


でも最後は、何とか乗り切って!?終了となった。

そして、10分の休憩の後、高槻市の今城塚古代歴史館の見学。最初にパワーポイントで古墳と博物館の概要について説明の後、館長の内田くんが展示室の中でも電波状況の良いところへ移動して案内を…
 


と思ったら!映像はバッチリだけど、音声が届かない!?
えっ?焦る館長に代わって、高槻市のキャラ「はにたん」が画面に登場してフォロー。あっち行ったり、こっち行ったりして、かわいく画面を埋め尽くして、その間に何とか音声回復して、案内が再開。
 

 
笑顔で今城塚古墳から出土した立派な埴輪を紹介する内田館長。案内は流石であった!それに加えて、案内の時にも背後でチラチラ映る「はにたん」もかわいかったぞ!

最後は、そのはにたんクッキーも紹介。ショップで一番人気らしい。そんな感じで、こちらも無事終了となった。
 

 
そうして、いろいろありながらも、やっと最後の博物館「近つ飛鳥博物館」の番に。ただ、近つ博は山の中にあるので元々電波状況が悪い。なので、スタートは、電波がギリギリ届く博物館の駐車場から。
 

 
案内は、副館長の廣瀬くん。撮影は総括学芸員の島崎くんで、バックアップのPCは山元くん。学芸員&スタッフが協力してスタート。
そして、館に近づいていくと…予定通り画面停止。
 

 
こちらも堺市博物館同様、ここから事前撮影の動画にさっと変更して…
 

  
近つ飛鳥の動画は事前に音声も収録したもの。なので少し編集も加えて、広い展示室をダイジェストで案内。
  

 
最後は、外にある横穴式石室にワープする技まで!?

そんな感じで、予定より少しオーバーして1時間50分ほど、大阪の古墳ミュージアムを見学してもらった。
 

正直、スタッフ側はドキドキのリレーであったが、何とか無事終了してよかった~であった。また開催後に集計したアンケートを見ると、参加者も手作り感満載の企画で、リラックスしながら見てくれたようだ。

ということで、アンケート結果を少し紹介すると…
 

 
このオンライン見学をどこで知ったか?については、Facebookが28%で一番多いが、今回は結構ばらけた。いろんな方面から来てくれたってことだな。
 

 
どこから参加してくれたか?これはビックリ!の結果であった。
何と関東からの33%が一番多かった。八尾市内が8%で大阪府内の20%を足しても足りない~!他にも東海や九州からの参加者も。

今回、大阪の古墳ミュージアム4館を一気に紹介!ということもあって、普段見学しにくい遠方の者にとって、より魅力的だったのかもしれないな。とにかく、お世辞抜きに!?全国から参加してくれたようだ!
  

 
次は、これまでに4つの博物館に来館したことがありますか?って質問。ある意味?予想通り、しおんじやま古墳と「どこにも来館したことがない」が最下位であった… 堺市博物館が一番多かったのも、そうなのか~であったが、これから、しおんじやま古墳ももっと知名度を上げるために、いやいや大阪全体で頑張ろう~!
 

 
そして、上は参加者の年齢層。40代が多いのは、この夏に実施した他のオンライン企画と同じだ。子どもとの参加だったり、オンライン自体に慣れてきているからか、40代、そして次に50代が多い。60代以降になると少なくなるのは、やはり機器に慣れていないのか?オンライン企画の傾向がここでも出ているな。

また、八尾市を含めて学校に配布した「夏の体験まつりオンライン」のチラシでもPRしていたからか、子どもの参加が思ったより多いのは予想外であった。でもこれからの学び、未来へつないでいる感じでうれしいな!ハニワ帝国の未来は明るいぞ!!
 

 
そして、肝心の内容について。
とても満足が一番多くて、ホントに良かった。自由記入を見ていても…
 



・博物館に行かずに、あたかもその場いるような感覚になった。

・見学しても学芸員の方に直接お聞きできる機会はなかなかないので、とても楽しかったです。なかなか遠方の博物館にも行きづらいご時世ですので、ありがたい企画でした。

・それぞれの博物館の特徴を短い時間で、しっかり説明されており、もっと見たいと思えた。ぜひ関西の実家に戻った際、行って見たいと思った。

・コロナで出かける機会が激減してしまい、関東から関西に気分だけでも旅をしたような時間を過ごせました。
 


 
そんな感想があった。また、もっとこうしたらいいのに~という点では…
 


 
・オンラインはトラブルが付き物ですが、もう少し減少すればとても満足です。
・何か一つにテーマを絞って解説してほしいです。
・できれば、大阪府外とも連携して、大阪府外の博物館も見れたら嬉しいです。
・せっかくのオンラインですので、もう少し参加者の質問に答えていただける時間などあれば嬉しかったです。
 


 
このような意見もあった。確かに、電波など機器のトラブルはな…今回最低限のレベルはクリアできたと思うが、もっと鮮明にスムーズに繋ぐごとができれば、より満足度も上がったと思う。

また内容についても、意見にあったようにテーマを絞る、決めることで、もっと近隣の参加も増えるかもしれない。質問についても、どうしても時間的な制約があってな。いろいろ改善点は多いな。

また、他の感想で「youtubeのようなオンデマンドと、今回のようなオンラインの役割を、発信する側で整理して使い分けていくことで、もっとよくなっていきそうな気がしました」というのがあった。

確かにその通り。今回のようなZOOMを使うとどうしても映像のクオリティは下がる(現状では)。使い分けが必要だな。


そして、最後に…このイベントを友だちにすすめる度を聞いたら…10点満中、9.1点であった!これはこの夏のすべてのイベントでも最高点だ!!
今回協力してくれた、すべての博物館のおかげだな。ありがとう~
 
アンケートにも…
 


 
・暑い中、みなさん一生懸命案内して下さって、ありがとうございました。その気持ちもちゃんと伝わってきました。また、いつか遊びに行きます。

・暖かい気持ちになれる、ワクワクする良いイベントでした。ありがとうございます。また参加したいです。
 



と書いてくれていた。ホントにありがとう。
側近とも、この夏は正直オンライン企画やりすぎちゃう?と言っていたが、このように喜んでくれて、やってよかった。

ただ、博物館の事業ではこれで終わりではない。コロナの状況は、日々変わっていくが、それとは関係なく、いろんな人たちがつながる可能性を見せてくれたこの夏のしおんじやま古墳のオンライン企画。
これからも、小さな古墳の博物館から大きく広がっていきたいと思うぞ。
 

 
最後に改めて。今回参加してくれた者たち、協力してくれた者たち、本当にありがとう。引き続きよろしく頼むぞ!
 

しおんじやま夏の体験まつりオンライン無事終了~&アンケート結果の報告・分析だ!

どうも!ハニワこうていだ!!

 


2020年8月8日~16日まで「しおんじやま夏の体験まつりオンライン」を開催、無事終了したぞ。

 

 

 前半の8~10日は、しおんじやま古墳、きんたい廃校博物館、旧植田家住宅、八尾市にあるミュージアムのオンライン見学会。各施設の学芸員が案内してくれて、3日間で90名程の参加者があった。ありがとう~

 

 

きんたい廃校博物館では、 ドクター川瀬から、「カダヤシ」という外来種の魚のイラスト講座。また大橋館長からは、魚の取り方講座(写真はないけど)もあって、面白い内容であった。

 

2日目は、しおんじやま古墳学習館。

側近の館長が、スケッチブックに手書きのクイズを作って案内。もちろん暑い暑い古墳も!

 

大阪教育大学のコラボレーション演習で参加している学生が撮影係やPCのバックアップ作業で参加。ご苦労であった!

 

3日目は「安中新田会所跡 旧植田家住宅」の見学。学芸員の安藤さんから酷暑(当日の八尾市は38.2℃!)の中、建物の周囲からスタートし、建物内も案内してもらった。

3日間連続で参加してくれた子どもたちや、遠方からの参加者もいて、みんな楽しんでもらったようだ。



しかし、施設により電波状況が違って、つながりにくくてバタバタしたり…何といっても一番びっくりしたのは、3日目に撮影用のスマホが高熱すぎてダウン!映像が止まるというアクシデントが。幸い、数分後に無事再起動して、案内はつつがなく続けることができたが、ライブ感も大切だが、本当に困るトラブルはやばいな!
ライブ感の良さと難しさを感じた、前半のオンラインミュージアム見学会であった!

 

  

そして、後半の13~16日は、歴史体験のオンラインワークショップ。体験キットを学習館に直接か、ネットショップで事前に購入してもらって、説明はオンラインという形。

 

 

結局4日間で約150名の参加があって、遠くは東北・関東・北陸・東海からの参加者も。こちらも盛況であった。ありがとう~!

 

 そして、今回も先日の学び場オンラインのようにアンケートをWebで取ったのだが、前半のミュージアム見学会と後半のワークショップで結構違いがあったので、ここで紹介しておこう~

まず、この企画をどこで知ったのか?についてだが、

今回の参加チケットは、前回の学び場同様に、ネット上で販売するサービス「ピーティックス」というサイトを利用した。 ミュージアム見学会は、 そのピーティックスのサイトで検索して、たまたま?知っての参加が38%で最も多かった。 続いて、Facebookからが17%。事前の告知でFacebookのイベントページの「シェア」や「いいね」が通常の投稿なら数10程度なのが、今回は「いいねが」200~300ほどついていた。ネットからの集客が効果的だったということだな。

ちなみに、今回のイベントのチラシは、例年同様に、八尾市内の全小学生と近隣の私立・国立の小学校にも2万枚ほど配布。また図書館や周辺の博物館、今回は遠方の博物館にも配布した。

そういう意味では、歴史体験ワークショップの方が、そのチラシ効果がしっかり出ている。学校から配布されたチラシからが57%で、その他(というのがおそらく施設のチラシ?)が13%。そして、「ピーティックス」サイトからが20%で、こちらもそこそこの効果があったようだ。

 

続いて、どこに住んでいる人が参加していたか?について

 

オンライン見学会の参加者の住所は、八尾市内14%で大阪府下が40%…合わせて54%。また近畿からが14%なので、近隣を合わせると68%。逆に30%が関東やそれ以外からの参加者で、大阪府外からの参加者と考えると合わせて46%、他の講演会との比較データがないのでこれだけでは一概に言えないが、他地域からの参加が多い、特に関東から26%の参加というのは、オンラインならでは!と言えるのではないだろうか?

しかし、なぜか他地域は東日本からだけ。西日本がなかったのはたまたま?ピーティックスの利用者が東日本に多いのか?!この辺りは不明だ~

 また、それに比べて歴史体験ワークショップでは、逆に地元からの参加が多くなる。八尾市内が41%で、大阪府内からが19%。合わせて60%になる。さらに近畿の19%を入れると約8割が近隣からの参加である。
これは、歴史体験ワークショップを知ったのが「学校からのチラシ」という理由が多かったからであり「学校で知って→参加した」者が多いということだ。

しかし、20%の者が近畿以外で、それらを個別に見ると、ピーティックスで知って参加した者が大半であった。さらに感想を見ると…

・博物館でイベントがあってもなかなか足を運ばないが、オンラインなら気軽に参加できた。まして、遠くて訪れない博物館のイベントを楽しめた
・今回の企画が無かったら、決して出会えませんでした。古墳を見に遊びに行きたくなりました
・現地に伺ったことはないのですが、オンラインで開催いただけたことで、地方からも参加することができ、夏休みのとてもよい経験になりました

など、オンラインだからこその感想もあったぞ。いつか、しおんじやま古墳に来てくれよな!

続いて、これまで来館したことがあるのかどうか?については…

 

 

これも先ほどの質問と同様に、ミュージアム・オンライン見学会は、遠方からの参加者が多く、したがって、これまでしおんじやま古墳に来館したことがない者が多い傾向があった。
それに対して、歴史体験ワークショップは、近隣からの参加者が多く、これまで来館したことがある者も多かった。しかし、それでも52%はこれまで来館したことがない者であり、この企画で新たに知った者が多いことが分かった。これは来年も絶対しないとな!!

 

続いて、参加してくれた年齢層の比較だが…

 

 

オンライン見学会は、子どもも一定参加しているが大人が多い。30代は子どもと一緒に参加?の親の場合が多いと思うが、40代や50代以上は個人での参加が多いだろう。また70代が少なくなるのは、「オンライン」へのハードルが高いのかもしれない。40代が一番多いのは驚いた。

また歴史体験ワークショップは、当然だが子どもの参加が多い。さらに低学年の参加がダントツであり、これはリアルで実施する場合でも同じ印象である。ここでも40代が多いのは親の参加だと思われ、オンライン見学で40代が一番多いのは、個人参加+親参加が合わさったからだと思われるな。

ちなみに、歴史体験ワークショップで70代の参加が多いのは、別施設の博物館ボランティア経験者で、オンラインでエアー参加?していたようだ。コロナ禍で活動が少なくなっているので、子どもたちの笑顔が見られてよかったと感想をくれていた。

その他もいろいろ聞いているのだが、肝心の内容についての満足度は…

 

 

オンライン見学の満足度は「とても満足」がいっぱい!と言いたいところだが、満足が53%で一番多かった…ちなみに知人にすすめる度を10点満点で聞いた平均点は「8.26点」ま~合格点かな?
ちなみに感想を見ていると、オンラインでの電波状況や画像のクオリティなど、見学会の内容というよりも、技術的な問題の指摘が多かった。確かに、途中で切れたり、画像が荒くなったり…テレビ中継のようにはいかない…その点の課題が明らかになった。これは将来5Gになれば解消!?かもしれないが、当面は施設が併設していない古墳や遺跡でのリアルタイムのオンライン中継には課題が多いと感じた。

 

 

その点、学習館で行ったオンラインの歴史体験ワークショップは、大きな接続トラブルがなかった事もあってか、「とても満足!」が74%と好成績!!であった。すばらしい~ 
しかし!知人すすめる度の平均点は「8.4点」、オンライン見学会を少し上回った程度であった。決して低い数値ではないが、その原因を感想から探ると…

・時間が短く、製作途中の様子をチェックして欲しかった。また他の人の作品を見る機会がなかった。
・時間中に完成できればなお良かったです。
・30分の説明が子供たちには長かったみたいです。

という感想があった。小学生でも低学年から高学年まで参加しているので、その辺りの満足度を上げるのは、リアルワークショップでも難しいところ。また作品途中のチェックや他の参加者のとの交流については、ワークショップの参加者数に応じてやってみたりした。今回、参加者は基本音声をミュートにして参加してもらった。人数が多いとミュート解除すると音声が全員に聞こえて、結構うるさいのだ。その辺りのリアルで共通する課題とオンラインでの課題が微妙にあって、平均おすすめ度が少し低くなってしまったのかもしれない。

 

 

だが…
・双方でコミュニケーションができ、創作を楽しめた。
・学校のオンライン授業の時より 楽しそうで集中していました(笑)ワークショップが終わってからも 頑張って納得するまで作っていたので。短い夏休みですが良い思い出が作品と共に残りました。

・全国の古墳の数や勾玉の素材 など、今まで知らなかったことを知ることができました。ワークショップのプレゼンテーションがとても楽しく分かりやかったです。実際に博物館に行ってみたくなりました。
・今年は出かけるのは無理かと思っていたので、オンライン体験は本当にありがたかったです。zoomの体験と、古墳の体験、両方できて最高の家庭学習になりました。

・3回参加させていただきましたが、どれも楽しくあっという間に時間が過ぎてしまいました。勾玉作り体験を小学校の自由研究として新聞にしました。短い夏休みの1番の思い出になりました。ありがとうございました。

という感想もあって、側近も泣きそうなほどよろこんでいたぞ。
ま~まだまだ課題も多いが、オンラインだけでなく、どんな事業もトライ&エラーでより良くなっていく。この企画も同じことだ。

ただ、ウィズコロナの時代?この状況がどこまで続くか正直分からないし、またコロナ後になっても、オンラインを活用することの可能性を大いに感じることができた。
とにかく、しおんじやま古墳としてもハニワ帝国としても新たな一歩を踏み出した、この夏の企画となった。

 

これでまた一歩、世界征服に近づいたな!!         

しおんじやま学び場オンライン初開催したぞ!

8月1日に、しおんじやま学び場「オンライン」を初開催!3月の15周年シンポジウムが中止になってからだから、半年ぶり。
本当は学習館で実施したいのだが、現在館内を12名の入館制限して開館しているので、小さい学習館ではこれまでのような講演会は難しいのだ…

ということで、オンライン!でしてみよう~となったのだが、初めての企画で本当に大丈夫か?これまで来てくれた者もオンラインだとどうなるか…柄にもなく不安も。
でも、しないと学び場自体がず~と中止なるので、思い切って企画してみたのだ。

 

そして、10日程しかない告知期間にもかかわらず、蓋を開けると…41名の者が参加してくれた!どうもありがとう~

今回は初回ということで、本拠地である「心合寺山古墳」を学習館館長からしっかり?ちらっと?45分ほど案内。ニコニコ美術館というオンラインで博物館を案内している番組もあるが、それは2時間ほど学芸員からじっくり案内。そういう形もいいが、元々「学び場」自体が60分の講座時間で、いろんな人に気軽に参加してほしい!という思いがあるので、今回のオンラインも短めで。ちらっと見て、実際にリアルな来館につなげてほしいしな。

前半の20分は展示室の案内。こちらは事前収録した映像に、館長たちが説明を加えていく形。なぜこのようにしたかと言えば、他の博物館の展示室ではネットの電波が届かない所も多いようで、今後、オンラインの学び場を広げていく時の試験も兼ねてなのだ。

その後は、ライブの映像&解説で、古墳へ

8月のオンラインイベント期間中に、コラボレーション演習という授業で手伝いに来てくれている大阪教育大学の学生が撮影係だ。

展示室で説明した「水の祭祀場の埴輪」が出土した「造り出し」で説明

その後は、前方部の頂上から

最後は、後円部の頂上で説明して解説が終了。
学習館に戻る途中もオンラインでつないで、参加者がチャットに書いてくれた質問に答えたり。

そんなこんなであっという間にオンライン見学会が終了となった。
参加してくれ者たち、ホントにありがとう~
 
終了後に頼んだアンケートを見ると、東京や高知、長崎など八尾市はもちろん大阪府だけでなくたくさん所から来てくれたようだ。
オンラインだからこその結果だな。

 

もう少し詳しく見ていくと… これまでリアルで実施していた学び場に来てくれてたどうかは…

6割が新しい参加者!ただ4割はこれまでも来てくれていた者であった。

また、どこでこの企画を知ったかについては、Facebookが一番であった。学習館のFacebookのイベントページのいいね!やシェアの数も多かったので、それが影響したいみたいだ。ただ、いろんな手段から来てくれているようだな。

そして、肝心の内容については…「とても満足」+「満足」を合わせて96%!館長もホッとしていたぞ。
ちなみに、前回の古墳カフェもそうだが、アンケートはグーグルフォームを利用した。このグラフも自動的に作成されるのでとても便利だな。

ということで、初回の学び場は概ね成功~と言える感じであった。

そして、今回のオンライン見学会の最後に、実は今後の企画のPRをしたのだ。2回目にしてオンライン見学会の拡大版なのだ!!(初回が失敗しても成功しても、どっちみち決まっていたのだ~)

それは、今月末8月30日に大阪の古墳をテーマにしたミュージアムのオンライン見学会を開催する!題して「大阪の古墳ミュージアムの魅力を資料!オンライ見学会」だ。
 
今年3月に予定していて、コロナで中止になった学び場100回&開館15周年企画のリベンジ企画。
その時に登壇予定であった、大阪府立近つ飛鳥博物館、堺市博物館、高槻市立今城塚古代歴史館、そして、しおんじやま古墳の4館をzoomでつないで、学芸員がライブで解説するという内容。

募集開始は、8月5日から。
申込は、今回と同じ「ピーティックスサイト」へ
https://osaka-kofun-online20200830.peatix.com

今回の学び場を逃した者も、8月30日は是非!
ズームの使い方を知らない者も、この機会に調べて、詳しい者に聞いて勉強してくれ。
オンラインで会えることを楽しみしているぞ~

日常の古墳…歴史体験コーナーもボチボチ盛況で考古楽カードのプレゼントも!

博物館にたくさん人が来て、楽しんでくれるのはとてもありがたいことなのだが、コロナ後は「たくさん」というのが微妙…ややこしい限りだ。

そんな中、しおんじやま古墳の歴史体験コーナーは、1時間単位で区切って受付をする「事前予約制」にしている。予約はネットか電話で。もちろん空きがあれば当日申込でも大丈夫だが、体験できるのは同時に基本1組5名以内としている。始まりと終わりの時間がかぶって2組になる時もあるが、テーブルを離してという対応に。
 

 
そんな感じで6月から始めているが、やはり例年よりは体験が少ない。でも、徐々に増えてきて、今日は午後からすべての時間が満員に。
 



リピーターの子もいれば、新規の子も。
その中で、弥生博物館の「考古楽カード」を集めている子がいて、「しおんじやまにもあるって聞いたのですが、もらえますか?」って。

弥生博では渡すのにルールがあるみたいだが、しおんじやま古墳では、そんなのはなし!大盤振る舞い!?ということで兄妹に渡せるだけ渡したら、めちゃくちゃよろこんでいたぞ。ということで記念撮影も。
 



今日来てくれたファミリーの中には、当日申込で満員だったので断った所も。その代わりに体験キットを買って、おうちでしてね~ということで何とか我慢してもらった。
側近的にもなかなか歯がゆい状況が続くが…しばらくは「新しい博物館の楽しみ方」を模索していくしかないな。

初のオンライン企画「古墳カフェトーク4」を開催!全国から参加してくれたぞ~


6月21日に、しおんじやま古墳で初のオンライン企画・古墳カフェトークvol.4 「ミュージアムが楽しくなる企画&グッズを作ろう」を開催したぞ!
 

 
本当は、学習館でリアル企画として実施予定であったが、コロナウイルスの影響で中止…いやいや、それはもったいない!ということで、オンライン企画にすることに変更。
  
初のオンラインで当初はPRに苦労したが、いろんなところで宣伝をして、最終的に40名の参加者が来てくれた!中には北海道や九州から来てくれた者もいて、ホントにありがとう!
 

 
リアルイベントでは決して参加できない者が来てくれたのは、オンラインの可能性を感じたな。
 
そして肝心の内容は…
まずは、大阪自然史センターの西澤真樹子くんから、ミュージアムグッズと企画の作り方の話。
  

 
と言っても、ノウハウ的な話ではなく、どのようにしてミュージアムと関わるようになったか、そして、実際にどんな企画をしてきて、グッズを作ってきたかという実践の話。
 
大阪市立自然史博物館の学芸員と協力しながらのグッズ開発、また友の会での資金の集めの工夫など…ハニワ帝国もびっくりのすごすぎる話であった!
  

 
ちなみに今回は、大阪市立自然史博物館のミュージアムサービスコーナーの裏側から中継。ということで、プチバックヤード案内もあったり、館内の声も少し聞こたりしてライブ感満載。あっという間の45分であった。
 


  
その次は、側近の学習館の館長から、しおんじやま古墳&グッズの紹介。最近YouTubeにアップしたドローンの映像で古墳の紹介したり、実際のミュージアムショップで案内したり、15分であっという間であったが、日頃の活動について知ってもらった。(もちろん、余の事もな!)
 

 
その後は、今回のもう一つの目玉。しおんじやま古墳近くに今年プレオープンした「きんたい廃校博物館(愛称:きんぱく)」のオンライン見学会。
 

 
名前にある通り、少し前に廃校になった小学校の理科室を活用した完全私設のミュージアム。名前にある「きんたい」は、大阪府八尾市などの一部のみに生息しているコイ科の小型淡水魚「ニッポンバラタナゴ」の別名だ。
現在絶滅の危機に瀕していて、NPO法人ニッポンバラタナゴ高安研究会が、長年保護&研究活動をしている。そのメンバーが中心となって運営しているのがこの「きんぱく」なのだ。
 
八尾市には、しおんじやま古墳や歴史民俗資料館など、歴史系のミュージアムは公立であるが、自然系のミュージアムはない。というか河内エリアにはないのだ。なので、このような活動は、ミュージアムの魅力を多くの者に知ってもらうにはとても貴重。
 

 
そんな「きんぱく」のオンライン見学会だが、場所が理科室なので、外から来るには少し分かりにくい…ということで、見学会では、外にある玉祖神社の大きな鳥居から。案内は、きんぱく館長の大橋くん。まるで旅番組のように、場所の説明やきんぱくの説明からスタートしたぞ。
 

 
その後は、他の学芸員スタッフが交替しながら案内。
 

 
元理科室だけに、学校の備品も活用しながら遊び心を入れた展示もあって、それらを紹介してくれた。
 

 
この「きんぱく」はまだプレオープン中で第3日曜日だけがオープンの日。さらにこのコロナウイルスで3月から休館中。7月から再開するらしいので、是非多くの者に見に行ってほしいものだ!
 

 
そんなトーク、見学会が終了して少し休憩。
 
今回はzoomというWeb会議ツールを使って開催したが、参加者は見学をしながらチャットというコメント欄にいろいろ感想などを書き込むことができる。
 

 
それらを司会の学習館の館長が、中継でコメントを受けた質問を代表して聞きながら進行。トークや案内が一方通行にならずに、見る方も楽しめたかな?と思うぞ。
 


 
そして、休憩後はミュージアム&グッズ、プチ紹介コーナー。
今回の企画に参加してくれた、グッズクリエイターの宮野ミケくん、堺市博物館の橘くん、岐阜県飛騨市のみやがわ考古民俗館の三好くん、3Ⅾプリンターでグッズを作ってお店もしている飛鳥おもいで堂の西川くん、羽曳野市で古墳グッズのショップ&はにわ工房をしている大蔵屋の朝野くんに、それぞれ5分程度活動の紹介をしてもらった。
 

 
余りに時間が短くて申し訳なかったが、参加者には地域、立場を越えたいろんな活動を知ってもらえたと思うぞ。
 

 
そして、最後はフリーの質問&トークコーナー。これまで内容でチャットに書き込んでくれた質問をまとめて答える形で。
チャットのコメントだが、実は余の側近に「もし盛り上がらなかったら寂しいので、感想だけでもいいからどんどん書き込むように!」という指令を出していたが、それも良かったのか、みんないろいろ書いてくれた。
 
ただコメントが一杯になると、リアルタイムでは司会の館長も拾いきれない…ということで、バックアップの側近がコメント整理、質問コーナーの時間に合わせて、メールなどで各中継先に送信。
 
みんなが協力して、想像以上にうまく進行?
ただ3時間半は流石に長すぎた…かも?だが、そんな反省もありつつも、スタッフ自身が一番楽しめて無事終了。
 

 
唯一?の大失敗と言えば、記録用の動画を学習館のノートパソコンに保存するのがデータ量が多すぎたので、ダウンロードがイベント終了後2時間ほどかかったことくらい?おかけで館長が自宅で参加するオンライン懇親会に遅れたことくらい…だ。
  
そんな夜の懇親会も、北海道からの参加者が引き続き参加してくれて、初めまして~って感じで交流ができて大満足。
  
ちなみに、このブログの所々にあるイベントのイラスト記録は、その北海道からの参加者である北海道大学 環境科学院 修士課程2年の宇都幸那くんが「あまりに面白いイベントだったので、グラフィックレコーディングでレポート作ったので送ります!」って描いて送ってくれたもの。
 

これは、最後の質問コーナー&館長のまとめの記録。側近たちもその完成度に感動しておったぞ!(ということで、ここで使わせてもらった。ありがとう~)
 

 
ちなみに、きんぱくの中継では動画が多くなるので、こんな機材で撮影。「ジンバル」って手振れをなくす機械だ。これと先ほどの写真には写っていないがカメラマン係の絶妙のカメラワークもあってスムーズに。ご苦労であった!
 
ホントにいろんな者の協力で無事終了した今回のオンライン企画。来年の古墳カフェはもちろん、今年度のしおんじやま古墳の企画も、このコロナウイルスでいろいろ制約があるので、オンラインの利点を活かせるようなものを作っていきたいと思うから是非楽しみしてくれ!
 

 
今回、余とはしづか君は、ここからず~と見学であった!

再開したぞ~!

先週5月21日から再開した、しおんじやま古墳と学習館。早速たくさんの人が来てくれた…(それはそれで、この状況では問題なのが難しいところ…)

古墳北側の看板。再開あわせて貼り替え。

とにかく、古墳は大きいから3密にはならないが

学習館にはたくさんの人が。駐車場もほぼ満員。ありがたいことだ。

周辺のベンチやテーブルもお昼時はやや3密?って感じ。そもそも密室じゃないので大丈夫?ま~ややこしい状況での開館だ。

また展示室は一度に入れるのは10名まで、学習館は12名までの人数制限で開館。
土曜日には団体での見学もあったので、10名にしてもらって簡単に館長が案内。コロナ対策で団体自体を受け入れてない博物館も多いようだが、学習館は小さい施設なので、ディスタンスを守って、できる限り対応できたらと思っているぞ。

ちなみに、6月ごろをめどに、個人も含めて展示室の見学や体験コーナーの利用は、事前予約優先制を導入しようと思っている。仕組みが整ったら、ホームページで案内するので、その時はよろしく。

また側近たちは、閉館後に展示室や受付、ショップ、トイレなど、いろいろ除菌作業。これまでは人が触ったガラスやトイレなどだけだったから、かなり作業が増えたようだ。

見学する者も側近たちも、新しい博物館の利用の形がどのようになってくか試行錯誤中って感じだな。


基本的には「ふらっと来て楽しめる博物館」が理想なのだが、これも仕方ない。できる限り理想を追い求めながらも、新しい時代に対応していく。
とにかくコロナ退散!頼むぞ、人間たち!!

(コロナ退散特性シールだ。学習館受付で配布中!欲しい者は、是非しおんじやま古墳まで!)


再開に向けて…

臨時休館中の学習館だが、再開に向けて動き出したぞ。

側近は、消毒液の表示や受付のシートなどの設置作業。

消毒液も…

そうそう、コロナ退散!の思いを込めて、こんなイラストも作成。

アマビエとヨゲンノトリ(ハニワバージョン)と余…
Team COVID19 JAPAN!?どれだけ効果があるか分からんが、いい感じで完成したので、配布用シールを注文して(写真はサンプル)みんなに配ろうかな。

とにかく、再開までもう少し。しばし待ってくれ!