「大阪の古墳ミュージアムの魅力を知ろう オンライン見学会」無事開催したぞ!!

やぁ!ハニワこうていだ。

 

8月30日に、開館15周年&学び場100回記念のオンライン見学会を開催した。
 

 
8月上旬からPR開始をして、当初から申し込みが多かったが、結果的に定員を超えて、全国から104名の者が参加してくれた。どうもありがとう~!

 

 
アンケート結果は最後に報告するとして、内容は…

タイトル通り、大阪にある古墳をテーマにした博物館、堺市博物館、当館、高槻市立今城塚古代歴史館、大阪府立近つ飛鳥博物館のそれぞれのミュージアムをオンラインで見学するというもの。

各館20分の持ち時間で、それぞれの学芸員がポイントを絞って案内した。
2時間弱で、この4つの館を見ることができるのは、リアルでは絶対無理!なんてお得な企画だ~

ということで、最初は堺市博物館から。
事前の打ち合わせで「サプライズを用意してますので~」と学芸員の橘くんが言っていたが…
  

 
おおっ!いきなり、巫女の姿で登場!
そして、博物館の前から案内がスタート。
 

  
館の周辺についての案内をしてから、館内に入ろうとすると…電波が弱くなって画面固まる!

でも大丈夫。これは想定通りだ。建物の中は電波が弱くなることは分かっていたので、ここから事前に撮影した動画にさっと切り替えて、それにリアルタイムで案内をして見学続行~
 

 
展示室に入ってすぐにある古墳時代コーナーを案内。いろんな埴輪や遺物がたくさん。それらを解説してもらって無事終了となった。
  

  
その後は、しおんじやま古墳。この夏に何回もオンライン企画で案内したが、8月はこれが最後。側近の館長も慣れたもの!?
 


すると、油断したのか?(関係ないけど)これまで調子のよかったポケットWi-Fiの電波状況が不安定になって、カクカク!
 


でも最後は、何とか乗り切って!?終了となった。

そして、10分の休憩の後、高槻市の今城塚古代歴史館の見学。最初にパワーポイントで古墳と博物館の概要について説明の後、館長の内田くんが展示室の中でも電波状況の良いところへ移動して案内を…
 


と思ったら!映像はバッチリだけど、音声が届かない!?
えっ?焦る館長に代わって、高槻市のキャラ「はにたん」が画面に登場してフォロー。あっち行ったり、こっち行ったりして、かわいく画面を埋め尽くして、その間に何とか音声回復して、案内が再開。
 

 
笑顔で今城塚古墳から出土した立派な埴輪を紹介する内田館長。案内は流石であった!それに加えて、案内の時にも背後でチラチラ映る「はにたん」もかわいかったぞ!

最後は、そのはにたんクッキーも紹介。ショップで一番人気らしい。そんな感じで、こちらも無事終了となった。
 

 
そうして、いろいろありながらも、やっと最後の博物館「近つ飛鳥博物館」の番に。ただ、近つ博は山の中にあるので元々電波状況が悪い。なので、スタートは、電波がギリギリ届く博物館の駐車場から。
 

 
案内は、副館長の廣瀬くん。撮影は総括学芸員の島崎くんで、バックアップのPCは山元くん。学芸員&スタッフが協力してスタート。
そして、館に近づいていくと…予定通り画面停止。
 

 
こちらも堺市博物館同様、ここから事前撮影の動画にさっと変更して…
 

  
近つ飛鳥の動画は事前に音声も収録したもの。なので少し編集も加えて、広い展示室をダイジェストで案内。
  

 
最後は、外にある横穴式石室にワープする技まで!?

そんな感じで、予定より少しオーバーして1時間50分ほど、大阪の古墳ミュージアムを見学してもらった。
 

正直、スタッフ側はドキドキのリレーであったが、何とか無事終了してよかった~であった。また開催後に集計したアンケートを見ると、参加者も手作り感満載の企画で、リラックスしながら見てくれたようだ。

ということで、アンケート結果を少し紹介すると…
 

 
このオンライン見学をどこで知ったか?については、Facebookが28%で一番多いが、今回は結構ばらけた。いろんな方面から来てくれたってことだな。
 

 
どこから参加してくれたか?これはビックリ!の結果であった。
何と関東からの33%が一番多かった。八尾市内が8%で大阪府内の20%を足しても足りない~!他にも東海や九州からの参加者も。

今回、大阪の古墳ミュージアム4館を一気に紹介!ということもあって、普段見学しにくい遠方の者にとって、より魅力的だったのかもしれないな。とにかく、お世辞抜きに!?全国から参加してくれたようだ!
  

 
次は、これまでに4つの博物館に来館したことがありますか?って質問。ある意味?予想通り、しおんじやま古墳と「どこにも来館したことがない」が最下位であった… 堺市博物館が一番多かったのも、そうなのか~であったが、これから、しおんじやま古墳ももっと知名度を上げるために、いやいや大阪全体で頑張ろう~!
 

 
そして、上は参加者の年齢層。40代が多いのは、この夏に実施した他のオンライン企画と同じだ。子どもとの参加だったり、オンライン自体に慣れてきているからか、40代、そして次に50代が多い。60代以降になると少なくなるのは、やはり機器に慣れていないのか?オンライン企画の傾向がここでも出ているな。

また、八尾市を含めて学校に配布した「夏の体験まつりオンライン」のチラシでもPRしていたからか、子どもの参加が思ったより多いのは予想外であった。でもこれからの学び、未来へつないでいる感じでうれしいな!ハニワ帝国の未来は明るいぞ!!
 

 
そして、肝心の内容について。
とても満足が一番多くて、ホントに良かった。自由記入を見ていても…
 



・博物館に行かずに、あたかもその場いるような感覚になった。

・見学しても学芸員の方に直接お聞きできる機会はなかなかないので、とても楽しかったです。なかなか遠方の博物館にも行きづらいご時世ですので、ありがたい企画でした。

・それぞれの博物館の特徴を短い時間で、しっかり説明されており、もっと見たいと思えた。ぜひ関西の実家に戻った際、行って見たいと思った。

・コロナで出かける機会が激減してしまい、関東から関西に気分だけでも旅をしたような時間を過ごせました。
 


 
そんな感想があった。また、もっとこうしたらいいのに~という点では…
 


 
・オンラインはトラブルが付き物ですが、もう少し減少すればとても満足です。
・何か一つにテーマを絞って解説してほしいです。
・できれば、大阪府外とも連携して、大阪府外の博物館も見れたら嬉しいです。
・せっかくのオンラインですので、もう少し参加者の質問に答えていただける時間などあれば嬉しかったです。
 


 
このような意見もあった。確かに、電波など機器のトラブルはな…今回最低限のレベルはクリアできたと思うが、もっと鮮明にスムーズに繋ぐごとができれば、より満足度も上がったと思う。

また内容についても、意見にあったようにテーマを絞る、決めることで、もっと近隣の参加も増えるかもしれない。質問についても、どうしても時間的な制約があってな。いろいろ改善点は多いな。

また、他の感想で「youtubeのようなオンデマンドと、今回のようなオンラインの役割を、発信する側で整理して使い分けていくことで、もっとよくなっていきそうな気がしました」というのがあった。

確かにその通り。今回のようなZOOMを使うとどうしても映像のクオリティは下がる(現状では)。使い分けが必要だな。


そして、最後に…このイベントを友だちにすすめる度を聞いたら…10点満中、9.1点であった!これはこの夏のすべてのイベントでも最高点だ!!
今回協力してくれた、すべての博物館のおかげだな。ありがとう~
 
アンケートにも…
 


 
・暑い中、みなさん一生懸命案内して下さって、ありがとうございました。その気持ちもちゃんと伝わってきました。また、いつか遊びに行きます。

・暖かい気持ちになれる、ワクワクする良いイベントでした。ありがとうございます。また参加したいです。
 



と書いてくれていた。ホントにありがとう。
側近とも、この夏は正直オンライン企画やりすぎちゃう?と言っていたが、このように喜んでくれて、やってよかった。

ただ、博物館の事業ではこれで終わりではない。コロナの状況は、日々変わっていくが、それとは関係なく、いろんな人たちがつながる可能性を見せてくれたこの夏のしおんじやま古墳のオンライン企画。
これからも、小さな古墳の博物館から大きく広がっていきたいと思うぞ。
 

 
最後に改めて。今回参加してくれた者たち、協力してくれた者たち、本当にありがとう。引き続きよろしく頼むぞ!