八尾環境フェスティバル報告その②~古墳のぼりなど、いろんな歴史体験!~

11月10日に開催した「いきいき八尾環境フェスティバル2019」。ナイトミュージアムの他にも、いろんな歴史体験も実施したぞ。

まず、去年開催して好評だった「古墳のぼってそうじ選手権」
復元された古墳である「しおんじやま古墳」は、前方部に葺石や埴輪が古墳時代と同じように置かれている。葺石は斜面に置かれているので、普段は入ることができない(入っていたら、側近から愛のある注意が…)
でも、葺石の間の土からは草が生えるので、側近やボランティアの者たちで草抜きをすることも必要…

「葺石に入りたい子ども」+「草抜きが必要な葺石」

その両者が合体!
どちらもウインウインの企画なのだ。もちろん安全には配慮して…

ルールは簡単。下から上へ登る一方通行で、途中で草を5本は抜いて、前方部頂上まで行くというもの。

スピード重視の子もいれば、小さい子は親と一緒にゆっくりゆっくり登って…「選手権」とは言っているが、ゆる~い企画で、これがみんなよろこんでくれるのだ。

今回も午前と午後の1回ずつ開催して、古墳をきれいにしながら、楽しんでもらったぞ。

他に、広いしおんじやま古墳を利用したスタンプラリーを実施したり。

館内では、埴輪パズルをたくさん置いて、タイムを計りながら組み立て。

また、夏の体験まつりでも人気の「ガーネット&サファイア探し」も今回特別に実施。

このガーネットは、二上山周辺で採れたもので、古代に玉づくりで石を削る研磨剤に使われと考えられているのだ。

そんなガーネットを砂の中から探し出して、レジンに入れてキーホルダーにしてもらった。

そして、学習館の外では、弓矢体験も実施。

イノシシやシカの的に間に何と!余の的まで~
これだけあったら、当ててはいけないと思っても、当たってしまうではないか~

案の定、結構当たってたけど…

この弓矢は、ガラスを割って古代の石器のように作った矢じりと弓をつかったもの。みんなあまり体験をしたことがないようで(当たり前か…)、最初はうまくいかなかったが、徐々に当たるようになっていたぞ。

そして、そんな体験を2個以上したら、ガチャチャレンジ!

勾玉作りキットやハニワこうていポストカード、ミニ発掘キットなど、いろんなグッズをプレゼントしたぞ。

そんな感じで、1日いろんな体験をして、しおんじやま古墳を楽しんでもらった。それぞれのブースには、側近はもちろん、当日ボランティアとして近畿大学の学生団体「はちのじ」のみんなが手伝ってくれた。

最後は、みんなで記念撮影。

古墳に来たのが初めてって学生もいたようで、イベント終了後に古墳の上からキレイな夕陽を。

ちょうど久宝寺駅前のツインタワーの間に日が沈むというタイミングであったようだ!すばらしい~


余のモデルの蓋形埴輪がさらにキレイだ!

とにかく、この「いきいき八尾環境フェスティバル」は、11月9日にアリオ八尾でメイン企画があり、10日は、しおんじやま古墳と大阪経済法科大学で実施、17日はリサイクルセンターで開催するという内容。

しおんじやま古墳会場は、その中の一つエリア企画なのだ。また、いわゆる「環境」を直接考える内容ではないが、この企画では「歴史や文化」も広い意味での「環境」と考えている。

参加者はもちろん学生ボランティア、スタッフなど、この企画でしおんじやま古墳に触れて、「八尾」という街のことを少しでも知って、楽しんでくれたならうれしいぞ。
協力してくれた者たち、ありがとう~お疲れであった!!