11月2日に、兵庫県立考古博物館で開催された「古代体験フェスティバル」へ行ってきた。
それに合わせて前日には、出展者が集まって情報交換と交流を兼ねた「古代体験研究フォーラム」も開催。
しおんじやま古墳は「発掘BOX体験」で参加したので、フォーラムでもこのワークショップの開発の経緯について側近が説明。
最後は、参加者に体験してもらった。
その他にも、高槻市の今城塚古代歴史館の冠作り、群馬県高崎市のかみつけの里博物館の古墳づくりゲームなども紹介。また、考古博と長年交流している台湾の新北市にある十三行博物館の活動紹介もあった。
最後にパネルディスカッションを行ったが、十三行博物館の学芸員から「しおんじやま古墳の体験は、ワークシートもあったり、最後にシールがもらえたり、すごく印象的でした。私の館でもシールを配ったり、デジタル発掘をしたりしています」ってコメント。しおんじやま古墳の体験は海外でも通用しそうだな。どうもありがとう~
そんなフォーラムの間に、現在、考古博物館で開催中の特別展「埴輪の世界」を見学した。
7月にしおんじやまの講演会でも紹介してもらった、兵庫県朝来市にある池田古墳の水鳥形埴輪を中心に、各地の埴輪が展示されている。八尾市の古墳から出土した埴輪も勢ぞろいしているぞ。
これは、八尾北高校をつくる時に見つかった「萱振1号墳の靫形埴輪」だ。
そして、こちらは国の重要文化財の「美園古墳の家形埴輪」
さらに、しおんじやま古墳の水の祭祀場の埴輪も展示されている。
八尾の埴輪が兵庫に大集合なのだ!
この日は、考古博の和田晴吾館長のミニ解説会も。三重県松阪市の宝塚1号墳の船形埴輪も展示さていたので、しおんじやま古墳の水の祭祀場の埴輪も使いながら、王の死から古墳へ埋葬するまでの古墳時代の葬送の様子を解説、当時の様子が思い浮かぶようであったぞ。
もちろん、池田古墳から出土した、1個1個、形の違う水鳥形埴輪も。こちらは一番ビッグサイズの鳥さんだ。
後ろにちっちゃいヒヨコを乗せた鳥も。
当時の人がどんな思いで作ったのかを考えたら、面白いな。
この特別展は、会期が12月1日まで。もう少しで終わりなので、興味のある者は是非見に行ってくれ!
古代体験フェスティバルの報告へ続く…
特別展「埴輪の世界-埴輪から古墳を読みとく-」
開催期間:2019年10月5日(土)~12月1日(日)
会場:兵庫県立考古博物館
時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)
観覧料金 大人500円、大学生400円、高校生以下無料
詳細は考古博物館ホームページ
http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000007eho.html