ハニワこうていの世界征服ブログ

ハニワ帝国のこうていが、世界征服に向けて、本拠地である八尾市立しおんじやま古墳学習館で、日々どのようにして、地道に?国民を増やす活動をしているかのブログ

世界征服に向けての日々の様子…

神戸女子大学・博物館経営論の学外研修で、しおんじやま古墳ときんたい廃校博物館の見学に来てくれたぞ!

やぁ!ハニワこうていだ。
 

 
10月25日に、神戸女子大学の博物館経営論の学外研修で、しおんじやま古墳に大学生が見学に来てくれた。昨年度もこの授業の生徒が来てくれたのだが、今年度から側近の学習館の館長がこの授業の非常勤講師をしておるのだ。

経営論なので、博物館の運営について、どのように考えて進めていくか?それを実際の博物館で見て考えようという趣旨。
 

 
ただ、このコロナ禍で授業がオンラインなので、学生と対面で会うのはこれが最初で最後みたいだ。学生にとっては、いつも画面越しに見ている先生だが、先生側は「初めまして~」状態。
ちなみに、オンライン授業では、しおんじやま古墳でのこれまでのオンライン企画のテクニックを駆使して!?、チャットやグループ分け機能、グーグルフォームを活用、学生もオンラインでここまでするの初めてです!って感じで、双方向でやり取りしてるそうだ。
なので、挨拶し終えたら普通に話をする感じで、見学がスタート。
 

 
いつものように古墳や、学習館内や展示室を案内。ただ今回の見学は経営論で、次回の授業でこれを元に「しおんじやま古墳」をSWOT分析するそうだ。なので、経営的な視点も入れて案内。
 

 
みんな、熱心に聞いてくれていたぞ。
 
って、昨年まではこれで終了していたのだが、今年は、しおんじやま古墳だけでなく「きんたい廃校博物館」も見学。
今年プレオープン中の私設ミュージアムで、公立のしおんじやま古墳とはまた違った状況。経営論的にもこれを見学しない手はない!
(先日依頼をしたら快諾!定例のオープン日以外にも関わらず開館してくれた。ありがとう~!!)
 

 
ということで、学習館を出発して、徒歩15分ほど…
 

 
きんたい廃校博物館のある旧高安中学校に到着。
館長の大橋さんから案内。いつもなら、展示物のこの地域に住んでいる生き物の話がメインだが、今回は設立の経緯から、どのような体制で運営しているか?経営の話をメインに。
 

 
なんと、その内容を水槽黒板に整理してくれていた。すばらしい~!
 

 
そんな話を聞いた後は、自由見学
 

 
カメラ女子の者たちは、写真を撮りまくっていたぞ。
 

 
そして、廃校内にある他の活動も紹介。ということで、別の教室に移動~
 

 
元々音楽室だったところで、木工教室をしている谷さんから、普段の活動や「木育」の話。
 

 
こちらもとても熱心に聞いてくれた。

今回、受講生が40名程いたので、午前・午後の2回に分けて見学。
ほぼ1日、案内などで対応してもらった。大橋さん、谷さんありがとう~
 

 
ということで、学生たちと記念撮影。
側近の館長も「これでみんなと会うのは最後だと思うけど、これからもよろしく~レポートもよろしくね~」って言っていたぞ。次回以降の「しおんじやま」と「きんたい廃校博物館」のSWOT分析、結果が楽しみだな。
 

 
また移動の途中、学生の一人が「八尾いいですね~住みたくなりました~」って。ありがとう~!今回の学外研修で、博物館の学びに加えて、この地域の魅力が少しでも伝わったのなら、うれしい限りだ!

2020年10月27日

今年度初の学校見学!で、初登場のワークシートだ!!

今日は、今年度初!の学校見学があった。
コロナ禍で仕方ないとは言え、ううう…

また、いつもは小学6年生の歴史学習での来館がほとんどだが、今回は小学3年生。しおんじやま古墳からすぐ近くにある、八尾市立上之島小学校の児童たちだ。ありがとう〜!!

先生に聞いたら、いつもは電車を使って遠足に行くようだが、この状況なので徒歩で行ける古墳に!となったそうだ。

ただ3年生なので、歴史学習ではなく遠足が目的。なので、授業で習っていない「古墳」を学ぶ、6年生向けのワークシートを渡してもな…と思って、今回ワークシートを新たに作成!
 

 
「しおんじやま、こふん&しぜんビンゴ」だ!
しおんじやま古墳には自然も生き物もたくさんあるしな。それらを自由に観察しながら探検してもらうという内容。

なので、「どこどこに行け」「◯◯埴輪を探せ」的な内容ではなく、「赤いものを探そう」とか、「長いものを探そう」とか、ざっくりした指令。

自然系の施設ではよくあるフィールドを楽しむビンゴのアイデアをパクっ…いや参考にさせてもらったのだ。
また側近に、しおんじやま古墳なりの指令も考えさせて、イラストを描かせて…
先週に何とか完成。今回初披露〜となったのだ。
 

 
そして今日…
まずはいつも通り、余の登場〜(でも久々!)

近くの小学校という事もあって、余のことを知ってる子もいたが、知らない子が大半?さらに、余が片手に大刀を持ってるのを見た瞬間、「あ〜日輪刀や!鬼殺隊や!」って。
 

 
おお〜去年の学校見学ではありえなかった反応。鬼滅の刃、どれだけヒットしているんだ!?
「余は鬼は切らん!マナーの悪い人間を切るのだ!!」と言いつつ、たった1年で時代の変化を感じたぞ。ま~次は「この近くに鬼の手を埋めた古墳があるぞ!」って言ってやることにしよう。
(ホントにその伝承がある古墳があるのだ)

そんなやり取りをして、ワークシートの説明をして、古墳探検スタート。

探検は、基本班行動で回ってもらうが、今回はビンゴの指令の一つに、「古墳の葺石を登ろう」があるので、全員で移動して古墳登り体験。
 

 
たまにイベントでも側近が見守りながらする体験だが、いつも人気。もちろん、ただ登るだけじゃなく、葺石の間の草を抜きながら、文化財保護活動をしてもらうのだ。楽しみだけじゃないぞ。一応。
 

 
古墳登りの後は、班で移動して、それぞれの指令をしてもらった。いつもの6年生は、古墳にある看板などを見て問題を解いてもらうが、今回は主に自然や生き物を探すので、いつもとは違う子どもたちの視線。
 

 
「顔にみえるものを探そう」では、まさしく!を発見。
 

 
「うんちを探そう」は、「え~あるん~」って子どもたちの反応も上々!うんちと言っても、鳥のフンもあるからな。みんな真剣に?探していたぞ。
 
展示室も指令の一つ「〇や△を探そう~」が。自由に気になるものを見ていたのが印象的であった。
 

 
また「かたいもの」では通路の端にあった、瓦の破片を見つけたり…、出産しているカマキリを見つけたり…ホントにいつもとは違う発見がたくさんあったぞ。
 

 
そして、最後は全員集合して、解答→ではなく、見つけたものを報告。昼前になってお腹も空いてきたので、少しだけの共有タイムで、もう少し時間があったらもっと楽しかったかも~だが、いろんな発見を聞くことができた。
 

 
ワークシートの感想も聞いたら、「楽しかった~」という言葉と笑顔をもらったので、来週以降、同じ小学校の1、2年生も来てくれるが、このワークシートを使って楽しんでもらうことにしよう~
 

 
とにかく今回はありがとう!また遊びに来てくれ!!

2020年10月23日

紀伊風土記の丘へ、河内一浩氏の野帳展へ行ってきたぞ~

やぁ、ハニワこうていだ!
 

 
今月9月22日まで、和歌山県立紀伊風土記の丘で「スポット展示 河内一浩氏野帳展・岩橋千塚を見つめる眼」をしていると聞いたので、行ってきたぞ。
 

 
しおんじやま古墳でも、2018年に河内くんの野帳の展示や講演会をしてもらっているしな。これは見に行かないと!
 

 
紀伊風土記の丘。今日は天気も良くて、気持ちいい青空であった!
 

 
館に入って受付近く、展示室の手前のスペースで展示していた。
 

 
タイトル通り、岩橋千塚のスケッチを中心に、野帳をスケッチする時の視点を整理して紹介。
 

 
解説パネルが野帳風にまとめられていて、分かりやすい!&スケッチをする時の視点…というより、考古学に取り組む姿勢が紹介されている感じ。改めて丁寧に描かれたスケッチを見ると、説得力が半端ないな。
 

 
その他にも実際の野帳やスケッチ道具も
 

 
企画した紀伊風土記の丘の学芸員に聞いたら「野帳の展示」ということでいつもと違う来館者も多いそうだ。確かに、しおんじやまの時もメディアの取材や、いろんな者が来てくれたな。
 
また、このスポット展示以外にも常設展示室には、岩橋千塚古墳群はもちろん、和歌山で出土している古墳時代の出土遺物がたくさん展示されているので、この機会に是非見てくれ。

ちなみに10月には…
 

 
こんな特別展もあるそうだ。
この秋は、和歌山に行かないとな!!
 

和歌山県立紀伊風土記の丘
https://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/





2020年9月15日

豊岡市立歴史博物館から来客だ!

9月10日に、兵庫県豊岡市にある豊岡市立歴史博物館の職員たちが、研修で来館してくれた。

お昼前に到着。古墳見学の後は、事前に注文してもらった古墳懐石弁当!


堪能してもらったぞ。

さらに午後からは、埴輪ストラップづくりの体験。


豊岡市立歴史博物館は、側近が今年1月に姫路市のイオンでやっていた兵庫県博物館協会のイベントに見学に行って知り合いになって…今回、その縁で来てくれたのだ。

その時は、コンペイトウストラップのワークショップをしていたのだが、その他にもいろんなワークショップをしているそうで、埴輪ストラップづくりも、側近が詳しく説明するまでもなく、説明書を見ながらサクサク~と。


なら!ということで、鶏形埴輪ストラップの作り方の説明書を見せて、2個目は鶏形を作ってくれた。どれもすばらしい!!


豊岡市立歴史博物館には、電気釜があるようで、実際に粘土を使った埴輪作りをしているそうだ。本格的な埴輪ができるが、粘土を使うと乾燥が必要なので引き渡しが後日になる。だが、樹脂粘土なら当日に渡すことができる。

いろんなやり方でワークショップをすれば、いろんな来館者にも対応できる。 今回の樹脂粘土を使った埴輪ストラップ作りも今後登場するかもな! 楽しみにしているぞ~

 


 
豊岡市立歴史博物館
https://www3.city.toyooka.lg.jp/kokubunjikan/index.html

〒669-5305 兵庫県豊岡市日高町祢布808
TEL 0796-42-6111 FAX 0796-42-6112
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日 毎週水曜日(祝日の場合は開館し、翌日が休館)
年末年始(12月28日~1月4日)
  

2020年9月11日

大阪YMCA 学院 日本語学科の生徒たちとオンラインで!

やぁ!ハニワこうていだ。
 

 
8月に開催しまくったオンライン企画だが、今回は大阪YMCA 学院の日本語学科の生徒たちと行った。大阪YMCA学院は今年2月に、学習館に来館して、古墳見学と埴輪ストラップ作りを体験してくれたのだ。

その時の様子…こちら

そして、夏前にコロナ禍もあり「今回は、2月と別の生徒たちですが、古墳見学とワークショップをオンラインで出来せんか?」と先生から提案があったのだ。「ちょうど8月にオンライン体験をいろいろするので是非!」という事で側近が快諾!ということで、先日9月9日に開催。
 
ワークショップの内容はハニワ貯金箱作り。材料は事前に送付して準備万全。
まずは最初に挨拶してから、古墳や埴輪について説明するため展示室を案内。日本語学科なので、側近も日本語で大丈夫だ!
 

  
それからワークショップ開始。作り方を説明してから、貯金箱作りスタート!貯金箱作りは、結構時間がかかるので、古墳案内は、ワークショップの間に聞いてもらう感じで。
  

  
どうなるかな?と不安もあったが、みんな楽しんで、また真剣に作ってくれたようで、 キャラクターやら、ドラゴンみたいな力作やら、いいね!の手を形をしたものまで… この学校は芸術学科?と思うくらいの独創的ないろんなハニワが誕生!
 

 
午前と午後に分けて、合計60名ほどが体験してくれた。中には台湾からの参加者も。とうとう海を越えての参加者が!また60名の参加は、コロナに関係なく学習館ではスペース的にできない人数。
オンラインだからこその可能性を改めて感じたぞ。
 

 
とにかく参加してくれたみんな、先生たちありがとう~

2020年9月11日

京都府立大学へ。考古学実習の授業で行ってきたぞ!

9月4日に側近の学習館館長と 京都府立大学へ 行ってきた!文学部歴史学科の考古学実習の集中講義で「考古学の活用」をテーマに、ハニワ帝国の世界征服について説明してほしいということだったのだ。ま~話をするのは館長で、建て前的には「しおんじやま古墳学習館の活動」についての話だけどな。

ちなみに歴史学科は、京都府立歴彩館の中にある。歴彩館と言えば、昨年ICOM(国際博物館会議)の関連イベントで参加した「みゅぜコット」の開催場所。さらに9月4日は、そのみゅぜコットをしてちょうど1年!これはすごい偶然だ!!

2019年9月4・5日開催「みゅぜコットの様子」

授業では、まず菱田先生からこれまで京都府大の学生たちが行ってきた普及活動について説明。2014年くらいから京都府京丹後市や兵庫県神河町で発掘や資料調査と共に活用についても活動しているそうだ。すばらしい!

それらの詳細については、下のリンク先から報告書を見てくれ。
 京都府立大学文学部歴史学科フィールド調査集報
 http://kpu-his.jp/report/field#f9

ということで、先生の話の後は、兵庫県神河町の福本遺跡で毎年行われている「福本遺跡まつり」に参加した様子を学生から報告。

まつり自体は2006年くらいから行われている地元のまつりで、学生たちは2016年から参加しているそうだ。史跡を深く知ってもらうために、展示ブースを作ったり、石斧で木を切る体験、瓦作り、古代人衣装体験などなど。それぞれの年の学生が試行錯誤して参加している。

そして、その中で昨年の遺跡まつりで提供したのが「3Dプリンタで作った瓦バッチづくり」その説明を、参加した4回生が参加していない下級生に報告してくれた。

写真では分かりにくいが、調査で出土した瓦を元に3Dモデルを作って、型を3Dプリンタで作成。それにお湯で柔らかくなる樹脂を入れて、瓦のレプリカを作り、バッチにするというもの。

3Dモデルの精度など課題もまだまだあるようだが、当日は大人気!これ以外にも輪投げなどいろいろブースも作って、子どもたちもたくさん参加して大盛況!!学生たちも手ごたえを感じたそうだ。

その前年は、他のブースに人気を奪われていたそうなので、リベンジ成功!すばらしい報告であった。
 

そんな話の後に、側近からしおんじやま古墳の話をした。さっきと比べて、写真が少し地味?ということで、余も学生と一緒に話を聞いてみた!

ということで、側近の話がスタート。1時間半の講義時間に15年の活動を絞り込んで?少し詰め込みすぎ?の話。これまで行ってきた活動の話はもちろん、学習館を運営しているNPO法人楽古の設立の話、余の誕生秘話!?まで。

最後は「活動を作っていく時に考えてほしい事」の話へ。でもテクニックではなく、活動の基礎になる文化財に関わる人の「様々な視点の理解」の話。将来学生たちが、文化財に関わる仕事についた時に、ちょっとでも役に立てばうれしいな。

いつもは、こんな感じの講義で話は終わるのだが、今回は実習なので、少し学生たちにも動いて・頭で考えてもらおう~ということで、+αの時間。

コロナ禍で、いろんな博物館が「おうちミュージアム」などと題して、いろんなWebコンテンツを提供しているが、その中に「ぬりえ」が結構ある。しおんじやま古墳ももちろん?提供していた。

詳しくは…
https://racco-taiken.com/sionji/archives/news/sionjikikaku1

それらを調べて、「面白い!と思った博物館のぬり絵の紹介」と、「自分が考古資料を使ってつくるなら、こんなぬり絵にする!」というのを学生たちに考えてもらった。

事前に、この授業の担当の諫早先生に課題を伝えていたので、いろいろ調べて持ち寄ってくれた。そして、選んだポイントを3回生の学生から発表。

遺物のぬり絵、それを使っている風景のイラストぬり絵、大人向けのイラストやペーパークラフトにもなるぬり絵など、いろいろ。みんな興味を持つ視点が違うので、いろんなぬり絵が集まった。

そして、自分たちが作るなら…「色をぬり分けることで、資料の理解つながるぬり絵」「埴輪のぬり絵をして、ぬった後にどんどん古墳にのせていって、古墳が完成していく」など、いろんなアイデアが飛び出してきた。

ただ、最後に側近が言っていたのは、どれも正解で不正解かもしれない。今回の課題は実は不親切で「誰に対してのぬり絵か?」というのを設定していない。つまり、いろんなアイデアはいいけど、そのぬり絵をどこで使うのか?誰が使うぬり絵なのか?を考えた時に、ホントの正解が見えてくる。

しおんじやま古墳のぬり絵は、古墳を回るクイズラリーで作ったものや、歴史体験ワークショップができない小さい子が使ったりするもの。具体的に使う場所が決まっているぬり絵なのだ。
なので、学生たちが考えたぬり絵も、「遺跡まつりで子ども向けに使うなら…」「大人向けの解説に付けるぬり絵なら…」と考えると、もっと具体的にイメージしやすいかもしれない…です。
そんな風に側近がまとめて、+αの実習、この日の授業がすべて終了した。

余とはしづか君(写真の背景は今回の授業とは関係なし)

授業後に先生から学生たちのアンケートが送られてきたが、それらを見ると「一般の人を意識すること」「興味のない人を引き付けること」など考古資料の向こうにある「人」を考えることについて知ることができました!という意見が多くて、側近と共に余もうれしくなったぞ。

それとこの日は余に加えて、はしづか君も一緒に行っていた。学生たちは余よりも「はしづか君カワイイ~」とか…
ま~それはともかく、やはりキャラは反応や食いつきも良い。側近曰く「やっぱりキャラ最強!ハニワこうてい様万歳!」と感謝していたぞ。

とにかく、学生たちも先生たちも、よろんでくれていたようで、よかったよかった!是非、しおんじやま古墳にも遊びに来てくれ。よろしくな~

2020年9月10日

「大阪の古墳ミュージアムの魅力を知ろう オンライン見学会」無事開催したぞ!!

やぁ!ハニワこうていだ。

 

8月30日に、開館15周年&学び場100回記念のオンライン見学会を開催した。
 

 
8月上旬からPR開始をして、当初から申し込みが多かったが、結果的に定員を超えて、全国から104名の者が参加してくれた。どうもありがとう~!

 

 
アンケート結果は最後に報告するとして、内容は…

タイトル通り、大阪にある古墳をテーマにした博物館、堺市博物館、当館、高槻市立今城塚古代歴史館、大阪府立近つ飛鳥博物館のそれぞれのミュージアムをオンラインで見学するというもの。

各館20分の持ち時間で、それぞれの学芸員がポイントを絞って案内した。
2時間弱で、この4つの館を見ることができるのは、リアルでは絶対無理!なんてお得な企画だ~

ということで、最初は堺市博物館から。
事前の打ち合わせで「サプライズを用意してますので~」と学芸員の橘くんが言っていたが…
  

 
おおっ!いきなり、巫女の姿で登場!
そして、博物館の前から案内がスタート。
 

  
館の周辺についての案内をしてから、館内に入ろうとすると…電波が弱くなって画面固まる!

でも大丈夫。これは想定通りだ。建物の中は電波が弱くなることは分かっていたので、ここから事前に撮影した動画にさっと切り替えて、それにリアルタイムで案内をして見学続行~
 

 
展示室に入ってすぐにある古墳時代コーナーを案内。いろんな埴輪や遺物がたくさん。それらを解説してもらって無事終了となった。
  

  
その後は、しおんじやま古墳。この夏に何回もオンライン企画で案内したが、8月はこれが最後。側近の館長も慣れたもの!?
 


すると、油断したのか?(関係ないけど)これまで調子のよかったポケットWi-Fiの電波状況が不安定になって、カクカク!
 


でも最後は、何とか乗り切って!?終了となった。

そして、10分の休憩の後、高槻市の今城塚古代歴史館の見学。最初にパワーポイントで古墳と博物館の概要について説明の後、館長の内田くんが展示室の中でも電波状況の良いところへ移動して案内を…
 


と思ったら!映像はバッチリだけど、音声が届かない!?
えっ?焦る館長に代わって、高槻市のキャラ「はにたん」が画面に登場してフォロー。あっち行ったり、こっち行ったりして、かわいく画面を埋め尽くして、その間に何とか音声回復して、案内が再開。
 

 
笑顔で今城塚古墳から出土した立派な埴輪を紹介する内田館長。案内は流石であった!それに加えて、案内の時にも背後でチラチラ映る「はにたん」もかわいかったぞ!

最後は、そのはにたんクッキーも紹介。ショップで一番人気らしい。そんな感じで、こちらも無事終了となった。
 

 
そうして、いろいろありながらも、やっと最後の博物館「近つ飛鳥博物館」の番に。ただ、近つ博は山の中にあるので元々電波状況が悪い。なので、スタートは、電波がギリギリ届く博物館の駐車場から。
 

 
案内は、副館長の廣瀬くん。撮影は総括学芸員の島崎くんで、バックアップのPCは山元くん。学芸員&スタッフが協力してスタート。
そして、館に近づいていくと…予定通り画面停止。
 

 
こちらも堺市博物館同様、ここから事前撮影の動画にさっと変更して…
 

  
近つ飛鳥の動画は事前に音声も収録したもの。なので少し編集も加えて、広い展示室をダイジェストで案内。
  

 
最後は、外にある横穴式石室にワープする技まで!?

そんな感じで、予定より少しオーバーして1時間50分ほど、大阪の古墳ミュージアムを見学してもらった。
 

正直、スタッフ側はドキドキのリレーであったが、何とか無事終了してよかった~であった。また開催後に集計したアンケートを見ると、参加者も手作り感満載の企画で、リラックスしながら見てくれたようだ。

ということで、アンケート結果を少し紹介すると…
 

 
このオンライン見学をどこで知ったか?については、Facebookが28%で一番多いが、今回は結構ばらけた。いろんな方面から来てくれたってことだな。
 

 
どこから参加してくれたか?これはビックリ!の結果であった。
何と関東からの33%が一番多かった。八尾市内が8%で大阪府内の20%を足しても足りない~!他にも東海や九州からの参加者も。

今回、大阪の古墳ミュージアム4館を一気に紹介!ということもあって、普段見学しにくい遠方の者にとって、より魅力的だったのかもしれないな。とにかく、お世辞抜きに!?全国から参加してくれたようだ!
  

 
次は、これまでに4つの博物館に来館したことがありますか?って質問。ある意味?予想通り、しおんじやま古墳と「どこにも来館したことがない」が最下位であった… 堺市博物館が一番多かったのも、そうなのか~であったが、これから、しおんじやま古墳ももっと知名度を上げるために、いやいや大阪全体で頑張ろう~!
 

 
そして、上は参加者の年齢層。40代が多いのは、この夏に実施した他のオンライン企画と同じだ。子どもとの参加だったり、オンライン自体に慣れてきているからか、40代、そして次に50代が多い。60代以降になると少なくなるのは、やはり機器に慣れていないのか?オンライン企画の傾向がここでも出ているな。

また、八尾市を含めて学校に配布した「夏の体験まつりオンライン」のチラシでもPRしていたからか、子どもの参加が思ったより多いのは予想外であった。でもこれからの学び、未来へつないでいる感じでうれしいな!ハニワ帝国の未来は明るいぞ!!
 

 
そして、肝心の内容について。
とても満足が一番多くて、ホントに良かった。自由記入を見ていても…
 



・博物館に行かずに、あたかもその場いるような感覚になった。

・見学しても学芸員の方に直接お聞きできる機会はなかなかないので、とても楽しかったです。なかなか遠方の博物館にも行きづらいご時世ですので、ありがたい企画でした。

・それぞれの博物館の特徴を短い時間で、しっかり説明されており、もっと見たいと思えた。ぜひ関西の実家に戻った際、行って見たいと思った。

・コロナで出かける機会が激減してしまい、関東から関西に気分だけでも旅をしたような時間を過ごせました。
 


 
そんな感想があった。また、もっとこうしたらいいのに~という点では…
 


 
・オンラインはトラブルが付き物ですが、もう少し減少すればとても満足です。
・何か一つにテーマを絞って解説してほしいです。
・できれば、大阪府外とも連携して、大阪府外の博物館も見れたら嬉しいです。
・せっかくのオンラインですので、もう少し参加者の質問に答えていただける時間などあれば嬉しかったです。
 


 
このような意見もあった。確かに、電波など機器のトラブルはな…今回最低限のレベルはクリアできたと思うが、もっと鮮明にスムーズに繋ぐごとができれば、より満足度も上がったと思う。

また内容についても、意見にあったようにテーマを絞る、決めることで、もっと近隣の参加も増えるかもしれない。質問についても、どうしても時間的な制約があってな。いろいろ改善点は多いな。

また、他の感想で「youtubeのようなオンデマンドと、今回のようなオンラインの役割を、発信する側で整理して使い分けていくことで、もっとよくなっていきそうな気がしました」というのがあった。

確かにその通り。今回のようなZOOMを使うとどうしても映像のクオリティは下がる(現状では)。使い分けが必要だな。


そして、最後に…このイベントを友だちにすすめる度を聞いたら…10点満中、9.1点であった!これはこの夏のすべてのイベントでも最高点だ!!
今回協力してくれた、すべての博物館のおかげだな。ありがとう~
 
アンケートにも…
 


 
・暑い中、みなさん一生懸命案内して下さって、ありがとうございました。その気持ちもちゃんと伝わってきました。また、いつか遊びに行きます。

・暖かい気持ちになれる、ワクワクする良いイベントでした。ありがとうございます。また参加したいです。
 



と書いてくれていた。ホントにありがとう。
側近とも、この夏は正直オンライン企画やりすぎちゃう?と言っていたが、このように喜んでくれて、やってよかった。

ただ、博物館の事業ではこれで終わりではない。コロナの状況は、日々変わっていくが、それとは関係なく、いろんな人たちがつながる可能性を見せてくれたこの夏のしおんじやま古墳のオンライン企画。
これからも、小さな古墳の博物館から大きく広がっていきたいと思うぞ。
 

 
最後に改めて。今回参加してくれた者たち、協力してくれた者たち、本当にありがとう。引き続きよろしく頼むぞ!
 

2020年9月7日

しおんじやま夏の体験まつりオンライン無事終了~&アンケート結果の報告・分析だ!

どうも!ハニワこうていだ!!

 


2020年8月8日~16日まで「しおんじやま夏の体験まつりオンライン」を開催、無事終了したぞ。

 

 

 前半の8~10日は、しおんじやま古墳、きんたい廃校博物館、旧植田家住宅、八尾市にあるミュージアムのオンライン見学会。各施設の学芸員が案内してくれて、3日間で90名程の参加者があった。ありがとう~

 

 

きんたい廃校博物館では、 ドクター川瀬から、「カダヤシ」という外来種の魚のイラスト講座。また大橋館長からは、魚の取り方講座(写真はないけど)もあって、面白い内容であった。

 

2日目は、しおんじやま古墳学習館。

側近の館長が、スケッチブックに手書きのクイズを作って案内。もちろん暑い暑い古墳も!

 

大阪教育大学のコラボレーション演習で参加している学生が撮影係やPCのバックアップ作業で参加。ご苦労であった!

 

3日目は「安中新田会所跡 旧植田家住宅」の見学。学芸員の安藤さんから酷暑(当日の八尾市は38.2℃!)の中、建物の周囲からスタートし、建物内も案内してもらった。

3日間連続で参加してくれた子どもたちや、遠方からの参加者もいて、みんな楽しんでもらったようだ。



しかし、施設により電波状況が違って、つながりにくくてバタバタしたり…何といっても一番びっくりしたのは、3日目に撮影用のスマホが高熱すぎてダウン!映像が止まるというアクシデントが。幸い、数分後に無事再起動して、案内はつつがなく続けることができたが、ライブ感も大切だが、本当に困るトラブルはやばいな!
ライブ感の良さと難しさを感じた、前半のオンラインミュージアム見学会であった!

 

  

そして、後半の13~16日は、歴史体験のオンラインワークショップ。体験キットを学習館に直接か、ネットショップで事前に購入してもらって、説明はオンラインという形。

 

 

結局4日間で約150名の参加があって、遠くは東北・関東・北陸・東海からの参加者も。こちらも盛況であった。ありがとう~!

 

 そして、今回も先日の学び場オンラインのようにアンケートをWebで取ったのだが、前半のミュージアム見学会と後半のワークショップで結構違いがあったので、ここで紹介しておこう~

まず、この企画をどこで知ったのか?についてだが、

今回の参加チケットは、前回の学び場同様に、ネット上で販売するサービス「ピーティックス」というサイトを利用した。 ミュージアム見学会は、 そのピーティックスのサイトで検索して、たまたま?知っての参加が38%で最も多かった。 続いて、Facebookからが17%。事前の告知でFacebookのイベントページの「シェア」や「いいね」が通常の投稿なら数10程度なのが、今回は「いいねが」200~300ほどついていた。ネットからの集客が効果的だったということだな。

ちなみに、今回のイベントのチラシは、例年同様に、八尾市内の全小学生と近隣の私立・国立の小学校にも2万枚ほど配布。また図書館や周辺の博物館、今回は遠方の博物館にも配布した。

そういう意味では、歴史体験ワークショップの方が、そのチラシ効果がしっかり出ている。学校から配布されたチラシからが57%で、その他(というのがおそらく施設のチラシ?)が13%。そして、「ピーティックス」サイトからが20%で、こちらもそこそこの効果があったようだ。

 

続いて、どこに住んでいる人が参加していたか?について

 

オンライン見学会の参加者の住所は、八尾市内14%で大阪府下が40%…合わせて54%。また近畿からが14%なので、近隣を合わせると68%。逆に30%が関東やそれ以外からの参加者で、大阪府外からの参加者と考えると合わせて46%、他の講演会との比較データがないのでこれだけでは一概に言えないが、他地域からの参加が多い、特に関東から26%の参加というのは、オンラインならでは!と言えるのではないだろうか?

しかし、なぜか他地域は東日本からだけ。西日本がなかったのはたまたま?ピーティックスの利用者が東日本に多いのか?!この辺りは不明だ~

 また、それに比べて歴史体験ワークショップでは、逆に地元からの参加が多くなる。八尾市内が41%で、大阪府内からが19%。合わせて60%になる。さらに近畿の19%を入れると約8割が近隣からの参加である。
これは、歴史体験ワークショップを知ったのが「学校からのチラシ」という理由が多かったからであり「学校で知って→参加した」者が多いということだ。

しかし、20%の者が近畿以外で、それらを個別に見ると、ピーティックスで知って参加した者が大半であった。さらに感想を見ると…

・博物館でイベントがあってもなかなか足を運ばないが、オンラインなら気軽に参加できた。まして、遠くて訪れない博物館のイベントを楽しめた
・今回の企画が無かったら、決して出会えませんでした。古墳を見に遊びに行きたくなりました
・現地に伺ったことはないのですが、オンラインで開催いただけたことで、地方からも参加することができ、夏休みのとてもよい経験になりました

など、オンラインだからこその感想もあったぞ。いつか、しおんじやま古墳に来てくれよな!

続いて、これまで来館したことがあるのかどうか?については…

 

 

これも先ほどの質問と同様に、ミュージアム・オンライン見学会は、遠方からの参加者が多く、したがって、これまでしおんじやま古墳に来館したことがない者が多い傾向があった。
それに対して、歴史体験ワークショップは、近隣からの参加者が多く、これまで来館したことがある者も多かった。しかし、それでも52%はこれまで来館したことがない者であり、この企画で新たに知った者が多いことが分かった。これは来年も絶対しないとな!!

 

続いて、参加してくれた年齢層の比較だが…

 

 

オンライン見学会は、子どもも一定参加しているが大人が多い。30代は子どもと一緒に参加?の親の場合が多いと思うが、40代や50代以上は個人での参加が多いだろう。また70代が少なくなるのは、「オンライン」へのハードルが高いのかもしれない。40代が一番多いのは驚いた。

また歴史体験ワークショップは、当然だが子どもの参加が多い。さらに低学年の参加がダントツであり、これはリアルで実施する場合でも同じ印象である。ここでも40代が多いのは親の参加だと思われ、オンライン見学で40代が一番多いのは、個人参加+親参加が合わさったからだと思われるな。

ちなみに、歴史体験ワークショップで70代の参加が多いのは、別施設の博物館ボランティア経験者で、オンラインでエアー参加?していたようだ。コロナ禍で活動が少なくなっているので、子どもたちの笑顔が見られてよかったと感想をくれていた。

その他もいろいろ聞いているのだが、肝心の内容についての満足度は…

 

 

オンライン見学の満足度は「とても満足」がいっぱい!と言いたいところだが、満足が53%で一番多かった…ちなみに知人にすすめる度を10点満点で聞いた平均点は「8.26点」ま~合格点かな?
ちなみに感想を見ていると、オンラインでの電波状況や画像のクオリティなど、見学会の内容というよりも、技術的な問題の指摘が多かった。確かに、途中で切れたり、画像が荒くなったり…テレビ中継のようにはいかない…その点の課題が明らかになった。これは将来5Gになれば解消!?かもしれないが、当面は施設が併設していない古墳や遺跡でのリアルタイムのオンライン中継には課題が多いと感じた。

 

 

その点、学習館で行ったオンラインの歴史体験ワークショップは、大きな接続トラブルがなかった事もあってか、「とても満足!」が74%と好成績!!であった。すばらしい~ 
しかし!知人すすめる度の平均点は「8.4点」、オンライン見学会を少し上回った程度であった。決して低い数値ではないが、その原因を感想から探ると…

・時間が短く、製作途中の様子をチェックして欲しかった。また他の人の作品を見る機会がなかった。
・時間中に完成できればなお良かったです。
・30分の説明が子供たちには長かったみたいです。

という感想があった。小学生でも低学年から高学年まで参加しているので、その辺りの満足度を上げるのは、リアルワークショップでも難しいところ。また作品途中のチェックや他の参加者のとの交流については、ワークショップの参加者数に応じてやってみたりした。今回、参加者は基本音声をミュートにして参加してもらった。人数が多いとミュート解除すると音声が全員に聞こえて、結構うるさいのだ。その辺りのリアルで共通する課題とオンラインでの課題が微妙にあって、平均おすすめ度が少し低くなってしまったのかもしれない。

 

 

だが…
・双方でコミュニケーションができ、創作を楽しめた。
・学校のオンライン授業の時より 楽しそうで集中していました(笑)ワークショップが終わってからも 頑張って納得するまで作っていたので。短い夏休みですが良い思い出が作品と共に残りました。

・全国の古墳の数や勾玉の素材 など、今まで知らなかったことを知ることができました。ワークショップのプレゼンテーションがとても楽しく分かりやかったです。実際に博物館に行ってみたくなりました。
・今年は出かけるのは無理かと思っていたので、オンライン体験は本当にありがたかったです。zoomの体験と、古墳の体験、両方できて最高の家庭学習になりました。

・3回参加させていただきましたが、どれも楽しくあっという間に時間が過ぎてしまいました。勾玉作り体験を小学校の自由研究として新聞にしました。短い夏休みの1番の思い出になりました。ありがとうございました。

という感想もあって、側近も泣きそうなほどよろこんでいたぞ。
ま~まだまだ課題も多いが、オンラインだけでなく、どんな事業もトライ&エラーでより良くなっていく。この企画も同じことだ。

ただ、ウィズコロナの時代?この状況がどこまで続くか正直分からないし、またコロナ後になっても、オンラインを活用することの可能性を大いに感じることができた。
とにかく、しおんじやま古墳としてもハニワ帝国としても新たな一歩を踏み出した、この夏の企画となった。

 

これでまた一歩、世界征服に近づいたな!!         

2020年8月24日

しおんじやま学び場オンライン初開催したぞ!

8月1日に、しおんじやま学び場「オンライン」を初開催!3月の15周年シンポジウムが中止になってからだから、半年ぶり。
本当は学習館で実施したいのだが、現在館内を12名の入館制限して開館しているので、小さい学習館ではこれまでのような講演会は難しいのだ…

ということで、オンライン!でしてみよう~となったのだが、初めての企画で本当に大丈夫か?これまで来てくれた者もオンラインだとどうなるか…柄にもなく不安も。
でも、しないと学び場自体がず~と中止なるので、思い切って企画してみたのだ。

 

そして、10日程しかない告知期間にもかかわらず、蓋を開けると…41名の者が参加してくれた!どうもありがとう~

今回は初回ということで、本拠地である「心合寺山古墳」を学習館館長からしっかり?ちらっと?45分ほど案内。ニコニコ美術館というオンラインで博物館を案内している番組もあるが、それは2時間ほど学芸員からじっくり案内。そういう形もいいが、元々「学び場」自体が60分の講座時間で、いろんな人に気軽に参加してほしい!という思いがあるので、今回のオンラインも短めで。ちらっと見て、実際にリアルな来館につなげてほしいしな。

前半の20分は展示室の案内。こちらは事前収録した映像に、館長たちが説明を加えていく形。なぜこのようにしたかと言えば、他の博物館の展示室ではネットの電波が届かない所も多いようで、今後、オンラインの学び場を広げていく時の試験も兼ねてなのだ。

その後は、ライブの映像&解説で、古墳へ

8月のオンラインイベント期間中に、コラボレーション演習という授業で手伝いに来てくれている大阪教育大学の学生が撮影係だ。

展示室で説明した「水の祭祀場の埴輪」が出土した「造り出し」で説明

その後は、前方部の頂上から

最後は、後円部の頂上で説明して解説が終了。
学習館に戻る途中もオンラインでつないで、参加者がチャットに書いてくれた質問に答えたり。

そんなこんなであっという間にオンライン見学会が終了となった。
参加してくれ者たち、ホントにありがとう~
 
終了後に頼んだアンケートを見ると、東京や高知、長崎など八尾市はもちろん大阪府だけでなくたくさん所から来てくれたようだ。
オンラインだからこその結果だな。

 

もう少し詳しく見ていくと… これまでリアルで実施していた学び場に来てくれてたどうかは…

6割が新しい参加者!ただ4割はこれまでも来てくれていた者であった。

また、どこでこの企画を知ったかについては、Facebookが一番であった。学習館のFacebookのイベントページのいいね!やシェアの数も多かったので、それが影響したいみたいだ。ただ、いろんな手段から来てくれているようだな。

そして、肝心の内容については…「とても満足」+「満足」を合わせて96%!館長もホッとしていたぞ。
ちなみに、前回の古墳カフェもそうだが、アンケートはグーグルフォームを利用した。このグラフも自動的に作成されるのでとても便利だな。

ということで、初回の学び場は概ね成功~と言える感じであった。

そして、今回のオンライン見学会の最後に、実は今後の企画のPRをしたのだ。2回目にしてオンライン見学会の拡大版なのだ!!(初回が失敗しても成功しても、どっちみち決まっていたのだ~)

それは、今月末8月30日に大阪の古墳をテーマにしたミュージアムのオンライン見学会を開催する!題して「大阪の古墳ミュージアムの魅力を資料!オンライ見学会」だ。
 
今年3月に予定していて、コロナで中止になった学び場100回&開館15周年企画のリベンジ企画。
その時に登壇予定であった、大阪府立近つ飛鳥博物館、堺市博物館、高槻市立今城塚古代歴史館、そして、しおんじやま古墳の4館をzoomでつないで、学芸員がライブで解説するという内容。

募集開始は、8月5日から。
申込は、今回と同じ「ピーティックスサイト」へ
https://osaka-kofun-online20200830.peatix.com

今回の学び場を逃した者も、8月30日は是非!
ズームの使い方を知らない者も、この機会に調べて、詳しい者に聞いて勉強してくれ。
オンラインで会えることを楽しみしているぞ~

2020年8月4日

日常の古墳…歴史体験コーナーもボチボチ盛況で考古楽カードのプレゼントも!

博物館にたくさん人が来て、楽しんでくれるのはとてもありがたいことなのだが、コロナ後は「たくさん」というのが微妙…ややこしい限りだ。

そんな中、しおんじやま古墳の歴史体験コーナーは、1時間単位で区切って受付をする「事前予約制」にしている。予約はネットか電話で。もちろん空きがあれば当日申込でも大丈夫だが、体験できるのは同時に基本1組5名以内としている。始まりと終わりの時間がかぶって2組になる時もあるが、テーブルを離してという対応に。
 

 
そんな感じで6月から始めているが、やはり例年よりは体験が少ない。でも、徐々に増えてきて、今日は午後からすべての時間が満員に。
 



リピーターの子もいれば、新規の子も。
その中で、弥生博物館の「考古楽カード」を集めている子がいて、「しおんじやまにもあるって聞いたのですが、もらえますか?」って。

弥生博では渡すのにルールがあるみたいだが、しおんじやま古墳では、そんなのはなし!大盤振る舞い!?ということで兄妹に渡せるだけ渡したら、めちゃくちゃよろこんでいたぞ。ということで記念撮影も。
 



今日来てくれたファミリーの中には、当日申込で満員だったので断った所も。その代わりに体験キットを買って、おうちでしてね~ということで何とか我慢してもらった。
側近的にもなかなか歯がゆい状況が続くが…しばらくは「新しい博物館の楽しみ方」を模索していくしかないな。

2020年6月28日

コメントを残す