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どんぐりクッキー作り教室
〜フリースクール・フォロでの出張体験教室〜
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11月12日(水)、大阪市谷町にあるフリースクール・フォロでどんぐりクッキー作りを行いました。参加したどんぐり初体験の人たちは、10名で、最初は「どんぐりクッキーってなに?」ていう感じでした。(無理もない)
楽 古 「どんぐりクッキーというのはね、どんぐりを使って作ったものなんやけど。昔の日本人が食べてたって知ってる?」
楽 古 「で、いつの時代の人が食べてたか分かる?」
子ども 「縄文時代?」
楽 古 「そう、今から何千年も前、ざっと1万年ぐらい前の日本人も食べていました。どんぐりクッキーといっても他に、鳥の肉なんかも混ざっていたみたいやね〜」てな感じで、どんぐりクッキーの説明を始めました。
作業のようす 殻をむいています
楽 古 「で、みんなは、どんぐり食べたことある?」
子ども 「ない〜」
楽 古 「そうりゃそうやね〜 じゃ、どうして昔の日本人がそんなものを食べていたかが分かったか知ってるかな〜」
「発掘調査といって、土の中を調べて昔の事を知る方法があるんやけど、その時に、黒いかたまりが出てきて、それを詳しく調べると、どんぐりや鳥の肉が入ってたんやね〜」「へぇ〜」って感じで聞いてもらえたかどうかはともかく、そうこうして説明が終わると、クッキー作りには入りました。
どんぐりクッキーの最初の作業は、どんぐりの殻むきです。
本当は、どんぐりを拾うのが最初ですが、天候が悪かったこともあって、楽古で用意した橿原神宮産のマテバシイというどんぐりを使いました。
1週間ほど水につけておいたものですが、先週行った難波市民学習センターでのクッキー作りでは、殻が結構堅かったので、今回は一回ゆでたものを使いました。
ふつうのどんぐりは、アク抜きをしないと食べることが出来ませんが、このマテバシイは、アクが少なく、水についておくだけで十分に食べることが出来ます。さらに、一回ゆでると、実の色もほんのり茶色になって、栗っぽくなります。思わず食べてみると…
美味しい―!ほんのり甘くて、
う〜ん、ナチュラル。
このままでも…と思いながらも、どんぐりクッキー作り。
つまり、殻むきの前の「拾う」と「アク抜く」の作業は楽古で行ったという訳です。
どんぐりをすりつぶしています@ どんぐりをすりつぶしていますA
すり鉢の中や外で、すりこぎを使ってどんぐりの殻を叩いて、むいて。マテバシイは、2,3cmあるので、5個くらいむけばクッキーが1個くらいの材料はできます。でも、むき始めると止められな〜い、止まらな〜い。みんな10個も20個も、むいていました。楽 古 「もう〜むけた人は〜すり鉢で粉にしてもいいんやよ〜(そうしないと終わらないよ〜)」
でも、むきまくり。そして、やっとすり鉢の中で擦って、粉にする作業。叩いて、叩いて、すって、擦って、擦って、叩いて、なんとかどんぐり粉が完成しました。
これで材料がそろいました。何回か、どんぐりクッキー作りを行って、疑問?違和感があるのが、この「クッキー」作りという名前。今のクッキーは、小麦粉にバターと砂糖で作るもの。いわゆる「縄文クッキー・どんぐりクッキー」は、明らかにクッキーではな―い!甘くないし、小麦粉のクッキーとはかけ離れすぎ。この名前は、今後変えないと!イメージが違いすぎます。
と、思いつつ、その甘さを出すために、今回のクッキー作りでは、鳥のミンチ+塩+卵を混ぜた、ハンバーグ的なクッキーと、ハチミツ+卵を混ぜた、甘さを求めたクッキーの2種類を作りました。ハチミツは縄文時代にもあったかな?ということで使いました。
どんぐりをすりつぶしていますB 焼く前のクッキーたち
どんぐり粉の分量を見ながら、つなぎとしての卵をちょっとづつ入れていきます。粉がある程度まとまったら、ハチミツや鳥ミンチを入れます。そして、丸や三角など、すきな形のクッキーを作ります。中には「新幹線!」というものまで。最後の仕上げは、焼き。昔は、石の上で焼いたはずですが、今回は、ホットプレートで。まさかホットプレートもどんぐりを焼くことになるとは思わなかったでしょう。でも、容赦なく、どんぐりクッキーがのせられて行きました。表裏をよ〜く焼いて、もうええかな〜と思ったら完成!
外はカリッと、中はふわっと。カリカリ派は薄く作って、よ〜く焼いてください。
食べてみての感想は…十人十色。
粉を作っているときから、「おいしくないよ〜」「おいしくないよ〜」と洗脳していたのが効いたのか、
「あっ、結構おいしいやん〜」
「うげー、まずー」
「う〜ん。独特の味やけど。食べれるな〜」
など、様々。特に鳥ミンチを入れたのは、なかなか好評で、
「これは、いけるわ」「クッキーではないよ〜」「クッキーと思うなよ〜」
さらに洗脳。
お味は?・・・・うふっ! 鳥入りクッキー?少しこげた?
結局、どんぐり粉は決して美味しいものでは…。だって美味しかったら、現代の人も食べてるはず。そんなものです。でも、自分で粉にして食べる。そして、「うげっ」と思いながらも、昔をしのんで味わう。う〜ん。わびさび。縄文の和の心。ここで注意!最初から縄文クッキーとか、縄文時代人がとかいってますが、おそらく縄文時代の人だけが食べたのではなくて、その後の弥生人などの古代人も食べてたはずです。お米などの新しい食材が入ってきたから、次第に食べなくなったと思いますが、「食べられないことはない」ものなので、食料が少なくなった時などは、食べてたはずです。ま、栗ほどは美味しくなかったので、食べなくなったのも無理はないけど。
そうして、充実感とほろ苦さ?ほろ甘さ?を残して、どんぐりクッキー作りが無事終了となりました。