
新体験探訪記
〜ガラス玉アクセサリー 腕輪編〜

ガラス玉作りは、前々から行ってみたい体験プログラムでした。弥生〜古墳時代の遺跡からは、いろんな玉が出土しますが、その中には、青色のきれいなガラス玉がたくさんあります。それらは、「小玉(こだま)」と言われる直径2、3ミリものが大半で、それをネックレスなどにして身に着けていました。とても貴重だったので、当然一般の人は持っていなかったと思いますが、有力な人たちは、これを着けて自分たちの力をアピールしました。
そんなガラス玉ですが、これまでは実施を控えてきました。その理由は、ガラスを溶かす高温の火が必要なこと。土器の野焼きよりも高い温度での作業になり、少し危険が伴います。また、トンボ玉のようにガスバーナーで作るようにすると、人数分のバーナーが必要で、指導員1人当たりの生徒数が限られるなど、実施には難しい面がありました。しかし、ガラス玉という素材は扱いたいテーマでした。そこで考えたのが、ガラス玉アクセサリー作りです。これは、ガラス玉を作る体験ではなく、ガラス玉をつなげてアクセサリーにする体験です。ガラス玉に関する体験の入門編として、簡単・短時間で行うことのできるプログラムとして考えました。
今回作ったガラス玉アクセサリーは、大きく2種類あります。それは、ガラス玉+ガラスビーズで作る腕輪とガラス玉+麻ひもで作るものです。どちらも1cmほどのガラス玉を中心に置き、その周りにビーズを通すか麻ひもで編んでいきます。
作り方ですが、まず腕の太さを測った後、芯のひもを切ります。そしてガラス玉を置く位置に印をつけ、玉を通していきます。ビーズの腕輪については、ただそれだけなので、15〜20分ほどで完成します。と言っても結構きれいにできるので、作られた方には満足してもらえるものです。簡単にできるので、お祭りなどのイベントでの体験コーナーにはおすすめです。
次に、麻ひもの腕輪は、ひもを編まないといけないので、40分〜60分ほど時間が必要になりますが、麻ひもにいろんな色があるので、店に出しても大丈夫?(自画自賛)なほどのカラフルなアクセサリーを作ることができます。
このように、完成した新しいプログラムですが、歴史体験という側面よりもクラフト色の強いものになりました。本当に昔の人が着けていたとするには問題もありますが、先ほども書いたように、これをきっかけにして、「古代のガラスって?」と考えてもらえる、歴史体験の入門プログラムになればいいな〜と思います。